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今週もお疲れ様。太史慈と姜維の共通の逸話

2021年5月15日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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今週もお疲れ様でした(太史慈)

 

はじめての三国志TVをご覧の皆さん。今週もお疲れ様でした。今回のお疲れキャラは太史慈です。

 

中国最古の薬物学書『神農本草経』(書類)

 

さて、太史慈と姜維には逸話に登場する共通の薬草があるってご存知ですか?その薬草とは当帰草です。

 

曹操

 

太史慈は孫策に仕えていた頃に、その活躍が目覚ましいので、人材ハンターの曹操が当帰という薬草を太史慈に送りました。

 

曹操

 

当帰とは故郷に帰るべしという意味で太史慈の故郷の青洲は当時、曹操の支配下にあったので、気志團風に言うと「俺んとこ来ないか?」です。しかし太史慈は拒絶しました。

 

魏から蜀に下る姜維

 

一方、姜維にまつわる民間伝承にも、姜維の母が魏に戻ってきて欲しいという意味を込めて当帰という薬草を送りそれに対し姜維は遠志という薬草を送りました。

 

蜀の姜維

 

「これは、遠大な志があるので帰れない」の意味だったのです。成立時期から見ると、正史三国志の太史慈の逸話が先で姜維の伝承は、それを元に造られたような感じがします。

 

姜維特集

 

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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