子供の頃に一度は歌った童謡や唱歌、当然、日本の歌かと思いきや実は海外の歌の翻訳だったモノが多いようです。今回は、どう見ても日本の曲のような海外の童謡・唱歌を5つ紹介します。
ちょうちょ
ちょうちょは、日本人なら幼少期に必ず一度は歌ったことがある曲ですが、実はスペイン民謡が原曲です。明治時代に稲垣千頴と野村秋足の2人が日本語の歌詞を作ったそうです。
旅愁
ふーけゆく~秋の夜~で有名な旅愁も日本由来の曲ではありません。アメリカの作曲家オードウェインのドリーミング オブ ホーム&マザーが原曲で日本語の歌詞は犬童球渓の作詞です。
星の世界
かーがやく夜空のーほーしの光よ~で有名な星の世界も海外の曲でした。原曲はアメリカ人作曲家コンヴァースが作曲した「いつくいしき深き友なるイエスは」という讃美歌です。日本語歌詞は、杉田代水が作詞しています。
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おお牧場はみどり
登山や山歩きにかかせない、おお牧場はみどりも日本生まれではなくチェコスロバキアの民謡です。日本語の歌詞をつけたのは、中田羽後という日本人の牧師だそうです。この曲の知名度が高いのは1961年4月3日に放送されたNHKのみんなの歌、第一回で取り上げられたせいもあるようです。
埴生の宿
埴生の宿も原曲はイギリスの作曲家ビショップの「たのしき我が家」です。海外の曲が日本語に翻訳される際には歌詞が大幅に変わる事が多いですが、この曲はわりとそのままで、どんなあばら屋でも我が家が一番素晴らしいという内容でした。映画ビルマの竪琴では、日本軍の部隊が埴生の宿を歌い、そのメロディーに合わせてイギリス軍の部隊が原曲で曲を返すという印象的なシーンがありました。
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