張儀(ちょうぎ)とはどんな人?合従策に対抗した外交策を立て歴史に名を残した遊説家 Part.1




photo credit: Wonderwall via photopin (license)

 

親しくなった商人から金銭の援助を受ける

張儀は秦へ向かう途中、宿で一人の人物と親しくなります。

その人物は各国の特産品を扱う商売を営んでおり、

秦に出店しているお店を視察する為、張儀と共に秦の国に入ります。

張儀は商人から「あなたはこれからどうするのですか」と尋ねられます。

彼は商人に対して「私はこれから秦王に面会したいと思っております。」

と答えます。

すると商人は「秦王と会見するのには色々とお金がかかると思います。

私はあなたを気に入ったのであなたにこのお金を授けます。

このお金は私があなたに投資したお金ですので、返す必要はありません。

秦王とお会いできる事を祈念しております。」と

張儀に伝え、その場を去っていきます。

張儀は驚きましたが、商人の後ろ姿に深々と頭を下げ、

秦王に会見を申し込みます。




秦の恵王の側近として仕える

photo credit: Pink love via photopin (license)

 

張儀は秦の恵王(けいおう)に会見を申し入れると、数日後に呼び出されます。

張儀は今まで培ってきた弁論と外交策を駆使して、

恵王を説きます。

恵王は張儀の卓越した弁舌・外交術、それに加えて人間味あふれる情熱に

打たれ、彼を自らの側近に採用。

張儀はこうして秦の恵王に採用される事により、自らの運命を切り開きます。




商人の正体はなんと…

photo credit: Yellow Maple Forest via photopin (license)

 

張儀は自分に投資してくれた商人に、

秦王へ仕える事になったと報告し、感謝の意を述べます。

すると商人は驚くべきことを口にします。

彼は張儀に「あなたを見込んだのは私ではなく、

実は私の主である蘇秦様があなたを見込んで援助したのです。

蘇秦様は自らが考えた外交策である六か国同盟が成立する前に、

秦が動き出し、各国に侵攻すると六か国同盟が破断する恐れがあります。

その為、あなたに秦で権力を握ってもらい、

秦が各国に侵攻しないように秦国の手綱を握ってもらう為、

わざとあのような事を言って奮起してもらったのです。

あなたが秦王に仕える事になり、秦の国の手綱を握ってくれれば、

蘇秦様は大いに喜ぶことでしょう。」と真実を告げます。

張儀は真実を知り、蘇秦の家臣に「蘇秦様が私を認めてくれているとは

思いませんでした。

私は秦に仕えたばっかりで蘇秦様の役に立てるか分かりませんが、

精一杯頑張ってみます。帰って蘇秦様に会ったら

『張儀が感謝していました』とお伝えください」と伝えると、

商人は荷物をまとめ、去っていきます。

 

秦の宰相へ昇進

photo credit: Monday colors for my friends via photopin (license)

 

張儀は秦の恵王の側近として採用された後、色々なアドバイスを

恵王に行います。

張儀が恵王にしたアドバイスは、ほとんどが採り上げられます。

こうして恵王に厚遇された張儀は、恵王に仕えてから数年後、宰相に昇進。

 

楚の大臣に冗談で、脅迫状を送る

photo credit: 08012011-4 via photopin (license)

 

彼は宰相として秦の権力を握った後、復讐を行います。

その悪事とは以前、彼を無罪の罪でボコボコにした楚の大臣を

震え上がらせてやる事です。

その為に考え出した案は楚の大臣に脅迫状を送る事です。

彼は楚の大臣に「昔、あなたの家で酒をごちそうになったが、

その時、私は宝石を盗んでいないのに、

宝石を盗んだ罪をきせられて、鞭で数百回打たれた。

私はその後、数々の苦難を乗り越え、秦の宰相となり、国家を自由に動かせる身になった。

あなたに過去のお礼をするため、今から秦の大軍を率いて城を奪いに行く。

覚悟しておけ。」と書いた脅迫状を送りつけます。

楚の大臣は張儀の脅迫状を読むと震え上がり、

秦の軍勢がいつ来てもいいように、城の防備をがっちりと固めます。

張儀は楚の大臣が幻の軍勢を恐れていると報告を聞くと、

一人で大笑いし、満足そうな顔を側近に向けるのでした。

張儀は秦の宰相の権力を使って復讐を行った後、

彼に大きな仕事が待ち受けておりました。

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー



よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

兵馬俑 kawauso

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)

 

黒田廉

■自己紹介:

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

■歴史人物:

張遼孟嘗君、張作霖など

■何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

< 1

2

関連記事

  1. 織田信長
  2. 黒田官兵衛
  3. 項羽

    はじめての変

    孫策も憧れた「西楚覇王」項羽が残した伝説の戦いベスト3

    三国志の英雄孫策(そんさく)は、南方の呉の…

  4. 竹林の七賢

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。




はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

“はじめての三国志倶楽部

“濡須口の戦い

“赤壁の戦い

“公孫瓚

“はじめての三国志公式LINEアカウント"

“光武帝

“三国志データベース"

“三国志人物事典

鍾会の乱

八王の乱

三国志って何?




PAGE TOP