キングダム
麒麟がくる特集




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

三国志時代のセキュリティはどうなっていたの?何でもかんでも機密保持じゃい!




曹操 機密保持

 

重要な文書の偽造・ねつ造を防ぐために、現代でも、指紋認証や暗証番号など

多くのセキュリティー対策が取られている事は皆様も御存じでしょう。

しかし、それは何も、現代になって始まった事ではなく、中国においては、

キングダムの戦国時代から、封泥(ふうでい)という方法で、

厳重に文書に封印をして機密を守りました。

ですが、古代中国人は、それにより封印マニアになってしまいます。




偽造が簡単な木簡・竹簡を保護する為に封泥は生まれた

曹操 機密保持

 

紙が普及する昔、中国においては、重要な文書は、竹や木の板に書かれました。

稀に、絹布などにも文字を書きましたが、こちらは稀です。

後の紙と違い、木簡は間違えても、その部分を書刀で削ればよいので、

素材を無駄にする事がないという美点もありました。

 

ただ、この修正の容易さは、絶えず、文書が偽造されたのでは?

という疑いを産む元にもなりました。

 

そこで、丸く束ねた木簡、竹簡に紐を巻きつけて、

それに粘土製の封泥を巻きつけ、そこに責任者の印を押して、

封泥を割らない限り、中身を確認できないような工夫が発明されます。

また、輸送物品に関しても、紐を掛けて封泥が施され、中身が抜かれたり

取りかえられたりするのを防いでいました。



印鑑の始まりは、封泥に印を押すため

印鑑 f

 

私達の常識では、印鑑は、朱肉をつけて紙の上に押すものです。

しかし、古代は紙がないので、そもそも朱肉もありません。

大昔の中国における印は、やわらかい粘土の上に押すものでした。

 

ちなみに、現代の印鑑はすべて陽刻で、名前の周辺を削り

文字を浮き立たせる方式ですが、封泥に押された印は、

すべて逆の陰刻(白文)で、名前の部分を彫っています。

 

これは封泥が乾いた時に、文字の部分が浮かび上がり、

見えやすくなる為です。

 

封泥は2種類ある・・

キングダムと三国志

 

封泥の方法は、2種類ありますが、とても簡単です。

封印をしたい木簡をきつく紐で束ねて、そこに乾いていない封泥を

紐に少し埋め込む形で巻きつけて、ここに印を押します。

 

しばらくすると、封泥は乾燥して堅くなり、中身を見る為には

どうやっても、封泥を割らないといけなくなるのです。

印は、責任者しか持っていないので、また、封泥を使って、

封をしても印の形が違うので偽造がバレてしまいます。

 

もう一つの封泥は、検(けん)と呼ばれ、紐に粘土と一緒に木片を巻きつけて

行うもので、こちらの方が、重要度が高い文書でした。

 

なんでも封泥、、封泥マニアになってしまった中国人

宦官集合 

 

封泥の習慣は、紙が一般化する魏晋南北朝時代には廃れていきます。

つまり、裏を返せば三国志の時代までは、

かなり一般的にあった習慣という事になるのです。

 

その間に封泥の習慣は普及して本来の目的を離れ、

文書の封緘ばかりではなく、例えば、人への贈り物や

墓の副葬品にも封泥をするようになります。

 

それは、どういう理由であるかと言うと、

 

「この品物は、他人が開けて中を改めてはいませんよ。

安心して、使用して下さい」

 

という、真心というか、自分の誠意を示す意味が込められたからです。

 

どうやら、何でも他人が触れたものは嫌だという潔癖症が

当時の人々にはあり、なんでもかんでも封泥して、

他人の手垢はついていませんと、

アピールする事が一種流行してしまったのですね。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

あと、封泥に印を押して、綺麗に押せた時の一種の気持ち良さも

封泥の習慣を普及させた一因ではないかと私は思います。

 

現代の紙に押す印鑑でも、綺麗に押せた時って、

なんだか分からないけど嬉しかったりしますよね。

 

当時の人々は、あの気持ち良さが味わいたくて、

やたら、文書や品物に紐を巻きつけて封泥をつけて、

印を押していたのではないでしょうか?

 

割合、きっちりした性格の曹操(そうそう)なんかは、

封泥の押し方だけではなく、割る時も封泥が半分に

きっちり割れるようにこだわったような気がしてなりません。

 

一方の劉備(りゅうび)は、封泥も適当に押して、封を割る時も、

いい加減に割って、封泥も粉々だったのではという気がします。

 

本日も三国志の話題をご馳走様でした。

 

関連記事

  1. 三国時代の走行距離メーターと方位チェッカーが意外とハイテクな件
  2. テルマエ・ロマエのルシウスもびっくり!?後漢の甘英、ローマを目指…
  3. 【保存版】西遊記に登場する武器を一挙公開!!
  4. 典韋にボコボコにされる成廉 典韋の死因は?三国志でも有名な悪来の最期の勇姿
  5. 兵士と禰衡 【将苑】諸葛亮の兵法-勝つ組織と負ける組織の違いとは
  6. 周瑜 死 赤壁の戦い後の江陵攻防戦(曹仁VS周瑜)
  7. 『三国志』には色々な武器が出てくるけど、やっぱり鉄でできてたの?…
  8. 蜀の黄忠と厳顔のジジコンビは活躍してたの??

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 騎馬兵にあこがれる歩兵
  2. 馬謖を斬り悲しむ孔明
  3. 劉備とサンタクロース

おすすめ記事

  1. 【井伊直虎の細腕城主一代記】婚期を逃した戦国女の意地とプライド
  2. 姜維が北伐をしなかったら、あるいは北伐を成功させていたら蜀漢は長続きした? 蜀の姜維
  3. 曹操「赤壁で負けてなんていないんだからねっ」 赤壁の戦い 曹操
  4. 徐晃は名将と呼べる将軍だったの??
  5. 【お正月企画】曹操、劉備、孫権のお酒にまつわる逸話を紹介 酒を飲む曹操、劉備、孫権
  6. 【祝】はじめての三国志!月間50万PVを達成!

三國志雑学

  1. 幕末 魏呉蜀 書物
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 鎌倉時代 服装 男女
  2. 蜀の劉備
  3. ナポレオンと曹操
  4. こいつらが悪役達だ!

おすすめ記事

【あの人の子孫は今】趙雲の子孫っているの?趙氏(ちょうし)について 鍋島直茂(なべしま なおしげ)がスゴイ!主家乗っ取りに成功!時勢を見る目と優秀な智謀を持った肥前の名将 馬に乗って戦う若き織田信長 織田信長の逸話を紹介、当時としてもかなりロックな人だった? 衝撃の魏延焼殺作戦!吉川英治と『通俗三国志』 【西郷どん】奄美大島に流された西郷隆盛は本当に荒れていたの? 豫譲(よじょう)とはどんな人?士は己を知るものの為に・・執念の暗殺者 【保存版】西遊記に登場する武器を一挙公開!! 豊臣秀吉 戦国時代2 【センゴク】信長の仇討ちで秀吉についたのは、神戸、丹羽、掘、蒲生 いずれも名将で明智オワコンに・・

おすすめ記事

  1. 【三国志平話】張遼が軍師で諸葛亮が剣客に!
  2. 呉が蜀を作った!費禕が蜀の宰相になれたのは孫権のおかげだった?
  3. 郭嘉(かくか)の死因は結核だった?【はじさん臨終図巻】
  4. 漢の血筋を引く者は劉備のみにあらず!皇族・劉虞の悲しき最期
  5. 賈充(かじゅう)とはどんな人?司馬氏の地位確立と晋建国の功臣【晋の謀臣列伝】 反対する賈充
  6. 【蜀漢の年表】劉備と孔明が支えた季漢の歴史を超分かりやすく解説 孔明による出師の表
  7. 【第5回 幻霊物語~爆裂三国バトル~】総括します!愛着の湧く三国志ゲームでした
  8. 曹操に敗れすべてを失った馬超の性格を考える【後半】 ボロボロになった馬超

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP