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【シミルボン】びっくり!三国志の時代の役人は役所に五日間缶詰だった?

この記事の所要時間: 129




シミルボン

 

※こちらの記事は「シミルボン」に配信されているコンテンツです。

 

㈱三国志 劉備 孔明

 

長い不況が続く現在、日本においては身分保障が安定した公務員が人気です。

民間企業と違い、能力次第でいきなり給与が上がるわけではないですが、

年功序列で、コツコツ賃金が上昇するし、公休日や祝日はお休みだし羨ましい限り・・

しかし、同じ公務員でも三国志の時代の公務員となると、また事情が違うようです。




五日間も役所に缶詰だった後漢の公務員達

賈詡

 

私達のイメージでは、朝出勤して陽が暮れたら帰る

というのが公務員のイメージですが、三国志の時代は違いました。

いえ、正確には日没には帰るのですが自宅ではありません。

帰る場所は城の中に築かれた長屋のような宿舎に戻るのです。

 

ああ、なんだ社宅ね!と思うかも知れませんが、

そこには家族はいませんで、みんな単身で住んでいるのです。

これは身分に関係なく、下っ端の役人も上級クラスのエリートも

等しく同じだったようです。




五日に一日、与えられた休沐というお休み

 

史記の万石君(まんごくくん)伝や漢書の鄭当時(ていとうじ)伝によると

秦や漢の時代の役人には、五日に1日、頭を洗う為に与えられる

洗沐(せんもく)という休日があった事が分ります。

万石君の長男や鄭当時は、この洗沐の日に家に帰り父母に挨拶しています。

 

現在の感覚では、頭を洗う為に一日休みというのがピンとこないでしょうが、

当時は儒教の影響で髪を切ったり髭を剃る事がタブーでした。

そうなると髪がどんどん伸びますから、当時の中国人は髪を頭頂部で結び

団子にして冠で隠していたのです。

 

ただ、シャンプーなどない当時、深刻なのはシラミの被害でした。

洗沐から五日も経過すると、髪にシラミが湧いてかゆくて仕方ありません。

しかもドライヤーなどない当時、長い髪を洗えば乾くまでは何もできません。

こうして、洗沐の日は一日の休日になりました。

 

参考文献 史記 1: 覇者の条件

著者: 司馬 遷 出版社: 徳間書店

 

それはズルい!お金で洗沐を買う金持ち連中

陸遜

 

さて、洗沐の日は頭を洗う日であると同時に、珍しく家に居る日ですから

必然的に家長として溜まった家の用事を片づける日になっていきます。

この日に友人とも会いますし、市場に行って買い物をしたり、お店のツケを支払い

妻帯者はウヒョ!な事なども済ませて明るい家族計画にも励みます。

つまり、洗沐はお休みとは言え、片づける事が多くゆっくりとは

休めないという日でもあったわけです。

 

ところが、この洗沐日は、漢の時代にはお金で買う事が出来るようになり

大金持ちは、何度も洗沐日を取得して仕事もしないで遊ぶようになります。

一方で貧しい役人は、貧乏ヒマなしで、病気で一日休むと、

それを補う為に洗沐の日にも仕事に出ると言う有様でした。

 

これでは、いつまでも頭を洗うどころではありませんし、

家に帰る事も出来ません。

こんな事が何日も続くと嫌気が差して、役人を辞める人もいたのです。

貧しい人には続けるのが難しい、当時の公務員はそういう仕事でした。

 

参考文献:中国社会風俗史

著者: 尚秉和 出版社: 平凡社

 

シミルボン

 

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