三国志の主人公の劉備の魅力について、これでもかというほど語るよ


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ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・やっぱり劉備でしょ!」のコーナーです。

 

 

ここまで三国志の世界を掘り下げてきましたが、劉備が登場したことはほとんどありません。

曹操や孫権は数多く取り上げてきましたが、劉備については極力避けてきました。

劉備は三国志演義の主役です。

横山光輝先生の長編漫画「三国志」も劉備メインの設定になっています。

これだけ広く知られているとイメージは強く浸透しています。

そこから逸脱することができないので扱いにくかったのです。

今回は心機一転、初心に帰って劉備について触れていきましょう。

 

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劉備と言えば・・・皇族

 

劉備と言えば、母子家庭で、家が貧しいイメージがあります。

筵を織ってようやく生計を立てていました。

しかし実は流れる血が、前漢の景帝の子孫という高貴なものでした。

このギャップが劉備の魅力のひとつになっています。

日本で例えると鞍馬山に預けられていた牛若丸のような存在でしょうか。

コネも身寄りもない牛若丸(稚児名は遮那王)が、

実は源氏の棟梁の子であったという点が似ているような気がします。

その尊い血統に集まってきた者たちが大勢いました。

牛若丸の武勇に惚れた者もいます。

どちらも兼ね備えていたことから牛若丸は源義経として活躍できたのです。

劉備のもとにも、その人柄と血統によって大勢の人が集まってきます。


劉備と言えば・・・人柄

 

そんな劉備の人柄を表している言葉が正史に記載されています。

「大事を済すには必ず人をもって本となす」というものです。

劉備には漢王室の再興という大きな志がありました。

その志を遂げるために一番必要なものは「人」だということです。

周囲の人たちの共感や協力なしに夢を実現することはできないというもので、

これは現代にも通じる話になっています。

ライバルである曹操もまた人材コレクターと呼ばれるほどの「人好き」ですが、

劉備にとっての「人」と曹操にとっての「人」は大きく異なるでしょう。

曹操にとって「人」は利用するものであり、活かすものです。

劉備もまた「人」の協力は必要だと言っていますが、

劉備は自分の損得よりも他人を思いやることができます。

それこそ中華が最も大切にする「仁義」です。

人の能力以上に、人を思いやる仁義こそが大切であり、

それが国の基礎を創るという考え方だったのではないでしょうか。

この辺りの違いが劉備と曹操の人気の違いになっていますね。


劉備と言えば・・・情

 

劉備の行動で評価が分かれるものに「夷陵の戦い」があげられます。

西暦221年から222年にかけての軍事行動ですが、

ここで劉備は大敗し、八万の兵を失ったと伝わっています。

戦争で負けるのは仕方ないことですが、問題は戦争を行う大義名分です。

西暦221年に劉備は蜀を建国し皇帝に即位しています。

漢王室から禅譲を受けて誕生した魏を倒すためです。

しかし、劉備は魏ではなく、かつての同盟国である呉を攻めます。

蜀と呉が争えば喜ぶのは魏であることをわかっていて、それでも劉備は呉を攻めたのです。

動機は義兄弟の関羽を殺された仇討ちです。

仁義を重んじる劉備にとって呉の裏切りによって義弟を失ったことは許しがたいことだったのでしょう。

建国の志よりも劉備はある意味「私情」を優先したのです。

ここで劉備の評価は分かれます。

劉備は私情を優先した結果、八万という同志を損ない、国を傾かせたのです。

大敗後、劉備は白帝城に籠り反省します。


  

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

夷陵の戦いは劉備の失策でしょう。

劉備軍にとって荊州を失うことが許されなかったという背景も確かにありますが、

これは明らかな選択ミスです。

諸葛亮孔明も必死に止めています。

しかしこれが劉備であり、劉備の魅力なのだと思います。

諸葛亮孔明もそんな劉備に惹かれて仕えただけに最後は許してしまいます。

この場面はまた諸葛亮孔明の甘さと人間的な魅力を表しているところかもしれませんね。

 

皆さんはどうお考えですか。

 

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—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 


 

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