キングダム
黄巾賊




はじめての三国志

menu

はじめての変

三国志の劉備玄徳は本当に民や武将から慕われてた?

この記事の所要時間: 246





 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志理想のリーダー像」のコーナーです。

 

 

現代でも理想のリーダーについて熱い激論が交わされています。

効果的なチームマネジメントを考えると、部下の気持ちを汲み取り、

その自主性を促し力づけができるリーダーが理想的です。

的確な指示や命令を下すリーダーよりも、部下にある程度の権限を委譲し、

環境に応じて自分で考えさせて行動させるリーダーの方がより強い組織を築くことができるからです。

このように部下に権限委譲し自主性を高めることを現代では「エンパワーメント」と呼びます。

経営コンサルタントとして名高いスティーブン・R・コヴィー博士も提唱する

「7つの習慣」の中でその重要性について語っています。

今回は理想のリーダー像について触れていきます。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:どうやったら蜀は魏を滅ぼして天下統一を果たせたの?【ろひもと理穂の考察】




正史の劉備

 

正史に登場する劉備はほとんど勉強しません。

ファッションや音楽ばかりに興味を持っています。

さらに劉備は社交的で、豪傑たちと積極的に交わり人脈を築いています。

一般的に不良と呼ばれるような若者はこぞって劉備を慕ってきました。

劉備は「任侠の大親分」という感じでしょうか。

その中で関羽張飛との結びつきが強まったのです。

一方で劉備は義を重んじ、自分の損得よりも他人のことを一番に考えています。

それが劉備=「仁徳の主」というイメージになったのだと思います。




三国志演義の劉備

 

三国志演義の劉備は線が細いイメージです。

清廉潔白で不正を許さず、無欲に漢王室の復興に邁進します。

群雄が割拠し、戦乱の時代にあって劉備は清く正しく生きるのですが、正直いって弱い。

すぐに泣く。怖くて泣くのではなく、自分の無力さを嘆いて泣くのです。

すると関羽張飛だけでなく周囲の武将や名士、

民衆などが劉備の志に共感し強力に後押ししてくれるのです。

周囲を動かす不思議な魅力を持った人物、それが劉備です。

仁の人という描かれ方は正史と同じですが、

三国志演義では劉備は「涙で天下をとった」ともいわれているほど泣いています。

 

中華の理想のリーダー像

 

仁徳や人望、その人間の魅力によって周囲の人たちを自発的に動かす。

これが中華の理想とするリーダー像です。

中華はもともと能力よりも仁徳を重んじています。

本人がどんな成果を出したのかのではなく、

自らが動かずとも周囲を動かすことができる人こそが優れた君主なのです。

周囲の人は主君を助けるために何が必要なのかを考えます。

そうすることでただ命令を忠実に実行するよりも、個人のやる気は満ち、

その能力を引き出すことができるのです。

まさに劉備のやり方は、現代のチームマネジメントに通じるものがあります。

より強い組織を構築するためのエンパワーメントを劉備は行っていたのです。

 

民衆との大移動

 

荊州の客将だった劉備は曹操の侵略を受けて南下します。

このときなんと地元の民衆10万人が劉備を慕って付いてきたのです。

民衆の進みは遅く、曹操の追撃兵がどんどん近づいてきます。

ここで劉備に「民衆を放棄し、一刻も早く江陵を押さえましょう」と助言したものがいました。

しかし劉備は「大事を済すには必ず人をもって本となす」と答えて、民衆の放棄を許しませんでした。

これには諸説ありますね。諸葛亮孔明が敗走を単なる敗走とはせずに、

勝ちに結びつけるために退却の足を敢えて鈍せたというものもあります。

またいずれこれについてはお話をしましょう。

とにかく軍の退却に従って民衆も行動を共にするというのは前代未聞です。

それだけ劉備は民衆に慕われていたことを示しています。

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

常に危機的状況にいる劉備を見放した人もいたにはいたでしょう。

しかし、実際に土地もない、地縁もない、兵力もない劉備が蜀の建国に至ったわけですから、

それこそ劉備の魅力、リーダーとしてのマネジメントが優れていたということではないでしょうか。

 

皆さんはどうお考えですか。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:もし荊州を趙雲に任せたらどうなったの?【ろひもと理穂if考察】

関連記事:もし徐庶が軍師として劉備軍に留まっていたら三国志はどうなっていた?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 





ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 英雄たちの武器~青龍偃月刀と蛇矛を徹底分析
  2. 【シミルボン】ええっ!そうなの?陳寿の三国志が簡潔な本当の理由
  3. ひとりしかいない筈なのにたくさんいた? 『皇帝』のお話
  4. 正史三国志・蜀書で見る蜀で忠誠度の高い武将ランキングを発表!
  5. 「燕」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介
  6. 顔良と文醜は三国志の中でも可哀想な武将だった!その理由とは?
  7. 衝撃の事実!三国時代に魏・呉・蜀なんて『国』は存在しなかった!?…
  8. 【丞相ランキング】三国志で一番すごい丞相はいったい誰なの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 杜襲(としゅう)とはどんな人?住民と団結して劉表軍と戦った県長
  2. 智謀が凄すぎて信用がならなかった真田昌幸の前半生に迫る!!
  3. 三国時代にも「ザ・たっち」は存在した?後漢時代に存在した双子についての記録が凄い!
  4. 匡亭の戦いを図解で解説!袁術の華麗なる転落のプレリュード
  5. 9話:張角が太平道信者を増やした方法
  6. 孫権の本拠地である建業は始皇帝の嫉妬によって街の名前が変わった?

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

とっても地味な孫権の息子達7名を一挙紹介 孔明と曹操は相性が抜群?もし孔明が魏に仕えていたら歴史はどうなった? 久坂の思想から新日本グランドデザインを探れ! 124話:曹休、憤死!!石亭の戦いと孫権の即位 【キングダム】昌文君が李斯を土下座説得!何で昌文君は李斯があんなに必要なの? 袁術はそんなに悪くない、自叙伝で袁術を庇っていた曹操 【大三国志 攻略7】大注目!序列第1位のあの同盟が登場!天下乱舞はどうなっているのか!? 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.7

おすすめ記事

  1. 劉瞱(りゅうよう)ってどんな人?王族出身の名門参謀でもあり魏の重臣
  2. 【蜀軍キラー】劉備・孔明を恐れさせた張郃の対蜀戦での戦歴
  3. 【ネオ三国志】第3話:徐州の牧・劉備と兗州の騒乱
  4. 何晏(かあん)とはどんな人?三国志一のナルシストで歴史に名を残した男
  5. 諸葛孔明の発明|伝説肉まんから紙芝居まで?
  6. 趙娥(ちょうが)とはどんな人?復讐者兼暗殺者であった烈女・龐蛾親(ほうがしん)
  7. 三国時代の音楽ってどんな感じだったの?
  8. 夏侯覇(かこうは)の妻は誰だったの?蜀に亡命した魏の夏侯一族

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP