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キングダム 523話 ネタバレ予想:左翼戦の鍵を握る楽華隊!

2017年6月26日


 

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キングダム 19 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

楽華隊の活躍にイラつき、本体を飛び出した副将、馬呈(ばてい)を救出し、

同時に楽華隊5000を崩壊させるべく進軍を開始した紀彗(きすい)率いる

趙軍右翼30、000は、逆に王翦(おうせん)の計略にハマってしまいます。

無防備な左側面に、秦中央、麻紘(まこう)軍の波状攻撃を受けてしまったのです。

 

前回記事:キングダム 522話 ネタバレ予想:まさか!紀彗軍が全滅の危機!

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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波状攻撃を大軍と勘違いし、大混乱に陥る趙軍右翼

 

王翦は、楽華隊を趙軍右翼の挑発と陽動に利用しました。

それにより、紀彗が全軍、30、000を持って南下して楽華隊を押しつぶすと予想。

正面を向いて無防備になった趙軍の左腹に、25000の麻紘軍を突撃させます。

 

麻紘は、自分が率いる騎兵隊5000とは別に、残りの20、000を四隊に分け

趙軍の左腹に次々とぶつけていきました。

 

趙兵は大きく広がる波状攻撃に、麻紘軍を大軍だと錯覚し、

急速に士気を低下させ、面白いように、秦兵に討たれていきます。

 

麻紘「噂の紀彗軍をここまで翻弄するとは正直思っていなかった

口だけかと思ったら、やりおるわ、あの蒙家の嫡男め」

 

凄いぜ、王翦の作戦を読んでいた蒙恬

 

この戦いの少し前、蒙恬は囮(おとり)作戦を王翦から告げられていました。

麻紘は叩き上げの将軍らしく、エリートの蒙恬が気に入らず、

蒙恬に、あれこれと注文をつけた上に、

「楽華隊が失敗しても、麻紘隊がいれば秦の左翼は安泰だ」と悪態をつきます。

そして、王翦に、囮部隊の有効な策を授けるように要請します。

 

しかし、蒙恬はいつも通りの涼しい顔で必要ありませんと言い

 

「心配せずとも、楽華隊の戦い方で麻紘隊の波状攻撃に、

きっちりつなげますよ」と笑ったのです。

 

波状攻撃の事は、蒙恬には告げていない策だったので、

麻紘は動揺し王翦は、蒙恬に視線を向けます。

 

蒙恬「最高の形を造って待っているので、

そこからはしっかり頼みますよ、麻紘将軍・・

もたついたら、うちが主攻の座をもらいますからね」

 

咬ませ犬ではなかった!紀彗、波状攻撃を食い止める

 

そのまま、壊滅するかと思われた紀彗の趙軍右翼ですが、

総大将、紀彗がすぐに戦術を立て直します。

 

本隊から騎兵1000を抽出し、これから向かってくる麻紘軍の

第三波の左前方を攻撃して、足を止めるように命じると、

馬呈を救いに行った騎兵10、000にも、馬呈を救いだし次第、

第三波の右前方に突撃を命じたのです。

 

こうして、秦軍の三波、四波を足止めし、目前の15、000に備え

軍を後退させる事なく、眼前の麻紘軍に対して体制を整えます。

 

さらに紀彗は、麻紘軍が実際は、25、000に過ぎないのを、

5分割にして奇襲し大軍に見せ掛けていると見抜き、

それでも、30、000いる趙軍が有利だと兵士に周知するように

伝令を出します。

 

実は、この時点で、趙軍の死傷者は5000名を越え、

麻紘軍と五分、楽華隊を加えると劣っていたのですが、

それも織り込みずみの紀彗の情報戦です。

 

紀彗「ここから巻き返すぞ、離眼の男達よ!!」

 

離眼の兵士に絶大な信頼を得ている紀彗の一言で崩れかけていた

趙軍右翼が踏みとどまりました。

   

蒙恬、馬呈を取り逃がすが、さらなる戦いを決意

 

その頃、楽華隊は、馬呈一人を救いにやってきた趙の騎兵10、000に対し

抗しきれず、退却を余儀なくされます。

しかし、もちろん、趙軍も、そのままでは、本隊が危ないので、

楽華隊を追撃出来ず、馬呈も不服そうな顔をしながら、引き上げていきます。

 

ここで蒙恬は考えます。

 

10000の騎兵が馬呈を救出して、我が軍を追撃せず戻ったのは、

紀彗が麻紘軍の波状攻撃の正体に気づいて防戦しているという証。

つまり、麻紘軍の作戦は見破られ、戦線は膠着していると言う事で、

王翦の読み通りの陣形になったという事だ。

 

戦いの前に、蒙恬が言った、麻紘軍がモタモタしていたら楽華隊が

主役の座を奪うという体制が出来つつあったのです。

 

紀彗、右の楽華隊の存在に恐怖する・・

 

この時、趙右翼の紀彗も麻紘の波状攻撃を防ぎながら、

囮の楽華隊の脅威に気が付いていました。

 

楽華隊はただの囮ではなく現時点で、左の麻紘軍と対峙している

趙軍の右それに背後からも攻撃できる位置にあります。

しかも趙軍は、麻紘軍を敗退させない限り、楽華隊を攻撃する

ゆとりはありません。

 

そして、これは偶然ではなく、王翦が開戦前から、

布石を打っていた事に紀彗は戦慄しました。

 

(なんという戦術眼、これが秦軍総大将 王翦か・・)

 

王翦と同じ景色を見ていた蒙恬

 

この後、王翦に麻紘軍が膠着している事が伝令から伝えられます。

「見えておったか・・」王翦は小声で呟きました。

蒙恬と楽華隊に囮の命令を出した時、蒙恬も、楽華隊が

左翼の戦いのキーパーソンになると明確に見えていたのです。

王翦の腹心である、麻紘にも見えていなかったのに・・

蒙恬は王翦が注目せざるを得ない存在に急成長していました。

 

キングダムウォッチャーkawausoの一言

 

これは、もう、蒙恬の楽華隊が紀彗を討ち取ってしまう前振りでしょう。

この後、楽華隊は森の中に姿を消しています。

「次には紀彗の首を取る」と言い残してですから、何か考えています。

黒羊丘戦では、信(しん)が慶舎(けいしゃ)を討っていますし、

対楚戦では、信の副官になる蒙恬が、紀彗ないし馬呈を討っていても

不自然ではありません。

 

よく考えると、楚の汗明(かんめい)に吹っ飛ばされてから、

雰囲気は華やかだけど、築城くらいしか手柄がない蒙恬・・

敵将一人の首くらいは上げてほしいです。

 

次回記事:キングダム 524話 ネタバレ予想:朱海決戦はどのように推移する?

 

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