井伊家再興を諦め、日常生活を楽しんでいる井伊直虎(いいなおとら)。
しかし直虎は日常生活を楽しんでいるゆとりを奪われてしまうのでした。
その原因は井伊谷(いいのや)へ攻め込んできた武田軍のせいです。
武田信玄(たけだしんげん)は京都へ向かうため、大軍を率いて駿河(するが)、
遠江(とおとうみ)へ侵攻を開始。
井伊谷も武田軍の攻撃を受けることになってしまいます。
井伊直虎は、この情報を受け取ると井伊谷の領主・近藤さんへ、
武田に降伏するべきだと説得。
しかし近藤さんは、武田へ降伏するのを嫌がり、
井伊谷城へ火をかけて徹底抗戦する意思を見せるのでした。
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この記事の目次
第38話「井伊を共に去りぬ」の見どころその1:焼け野原になってしまった井伊谷
近藤さんは、武田軍に徹底抗戦の意思を見せるため、井伊谷城を燃やしてしまいます。
武田信玄は、井伊谷城が炎に包まれている姿を見て諸将へ
「井伊谷の農村を全て燃やすべし」と命令。
武田家の諸将はこの命令を聞いて農村や寺院などへ火をかけて燃やしていきます。
その結果、井伊谷の村々や寺院は全て塵になるのでした。
井伊直虎は武田軍の攻撃が激しくなることを見越して、
事前に農民達を避難させていたため、人的被害を被ることはほとんどありませんでした。
第38話「井伊を共に去りぬ」の見どころその2:復興作業開始
武田軍は井伊谷を焼け野原にした後、井伊谷に留まる事をせず、
西へ向かって軍勢を移動させていくのでした。
井伊谷の民衆は武田軍が西へ向かって去ったことで、
再び井伊谷へ帰ってくることができました。
しかし井伊谷には、民衆が住むことのできる家はなく、
龍潭寺なども燃えて跡形もない状態でした。
だが井伊谷の民衆は悲嘆に暮れることなく「家がないならば新しく建ててしまえばええ!!」と
たくましい姿を見せて井伊谷復興に注力していくのでした。
そして井伊直虎や龍雲丸も民衆と一緒に井伊谷復興へ向けて力を尽くしていきます。
第38話「井伊を共に去りぬ」の見どころその3:信玄死す
直虎は井伊谷の復興へ力を尽くしておりましたが、中村屋がやってくると、
龍雲丸と堺へ行くことを思い出します。
そして直虎は龍雲丸と一緒に堺へ行くための準備を始めるのでした。
直虎が堺へ向かう準備を始めているとき、武田信玄が吐血。
そのまま帰らぬ人となってしまうのでした。
徳川家康は信玄死すの報告を受けるとすぐに武田軍を三河、遠江から一掃。
井伊谷は再び徳川の領土となるのでした。
こうして徳川の領土に戻ってきた井伊谷を直虎と龍雲丸が去ろうとしておりました。
第38話「井伊を共に去りぬ」の見どころ紹介その4:龍雲丸との別れ
井伊直虎は井伊谷を去って龍雲丸と一緒に堺へ向かうべく中村屋の所へ。
途中で直虎は、元直虎の家臣・中野直之(なかのなおゆき)と傑山が、
ひそひそ話をしている姿を見て気になったり、
南渓和尚が慌ただしく行動している姿を見て気を取られてしまうのでした。
龍雲丸は直虎がチラチラ周りを気になっている姿を見て
「おとわ。やっぱり井伊谷に残ったほうがいい。
井伊谷のみんなはあんたを領主だと思っている。
だからやることやってから堺へくればいい。
俺はずっと待っているから」と言って直虎を説得。
井伊直虎は泣きながら反論するも龍雲丸の言葉に抗うことができず、
井伊谷に残る決意を下すことに。
こうして井伊谷に残った井伊直虎の所へ成長したあの子がやってくるのでした。
大河ドラマウォッチャー黒田レンの独り言
井伊直虎の元へやってきたのは、井伊直親の嫡男・虎松でした。
凛々しい姿になって登場した虎松。
そして虎松が青年となって登場したおんな城主・井伊直虎は、
第38話を持って中盤戦が終了となります。
そして直虎と青年・虎松、亥之助(いのすけ)、直之の弟・直久(なおひさ)が、
格好いい青年となって登場。
そして物語は終盤へと向けて進むことになるのです。
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