【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第32話「復活の火」の見どころをご紹介

2017年9月6日


 

 

井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。

ついに井伊家は今川からの命令による徳政令を受け入れたことによって、

滅亡することになってしまいます。

井伊直虎は井伊家の再興をする為、

小野政次(おのまさつぐ)と考えて秘策を用いて井伊家を復活させようと目論むのでした。

さて井伊直虎と小野政次の秘策は成功するのでしょうか。

直虎は政次と一緒に井伊家再興の為の秘策を成功させるため努力をしている中、

甲斐(かい)の虎・武田信玄(たけだしんげん)と三河(みかわ)の徳川家康が、

今川の領土を奪うために侵攻を開始するのでした。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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第32話「復活の火」の見どころ紹介その1:井伊家滅亡を知った家康

 

井伊直虎は秘策を用いて井伊家再興の策略を勧めている中、

ついに甲斐の虎・武田信玄(たけだしんげん)が今川の領土を奪うために出陣。

武田信玄は駿河(するが)へ侵攻に合わせて、

徳川家康へ手紙を送って遠江(とおとうみ)の掛川城(かけがわじょう)へ攻撃を行うよう、

要請を出します。

徳川家康は信玄からの手紙を受けて取ると早速軍議を開きます。

徳川四天王として有名な本多忠勝(ほんだただかつ)や

重臣・石川数正(いしかわかずまさ)などは「三河から遠い場所を攻めとれなんて、

どんだけ武田は自分勝手な奴なんだ!!」と

激怒。

徳川家康は武田と正面切って戦う戦力を持たない為、石川数正へ

「遠江(とおとうみ)の調略はどうなんているんだい」と尋ねます。

すると数正は「井伊家の調略は済んでおり、いつでもこちらへ味方することが可能です。」と答えます。

家康は数正の報告を聞くと同時に酒井忠次(さかいただつぐ)が、

ズタボロの状態で帰ってきます。

忠次は家康へ「気賀(きが)に行こうとしたら今川から襲われもうした。

浜名湖沿岸は今川への忠義が強く攻撃すれば手こずるのではないのでしょうか」と報告。

家康は忠次の報告と数正の報告を聞いて「井伊谷を通過して掛川城を攻略しよう」と

提案します。

だが忠次は家康へ「あれ!?殿知らなかったのですか。

井伊家は滅亡したらしいっすよ」とさらっととんでもないことを口にするのでした。

徳川家康は忠次の報告を聞いてびっくりしてしまうのでした。

さて徳川家康は武田との打ち合わせ通りに掛川城へ侵攻する事ができるのでしょうか。

 



第32話「復活の火」の見どころ紹介その2:直虎が政次へ・・・・

 

井伊直虎は現状を家康へ報告。

そして直虎は徳川軍が井伊谷へ攻撃を仕掛けてくればこちらも城門を開け放って降伏し、

徳川家の国衆になることをしたため龍潭寺の傑山(けつざん)に手紙を渡し、

家康の元へ手紙を届けさせます。

そして数日後傑山は家康の手紙を持ってきて龍潭寺へ帰還。

龍潭寺の南渓和尚(なんけいおしょう)は、

一緒にいた直虎と家康からの手紙を読んで大喜びします。

家康は直虎へ「徳川家は井伊家の降伏を歓迎する」旨の内容が書いてあったからです。

直虎は早速政次に徳川家康からの知らせが来たことを教えに行こうするとタイミングよく、

政次が龍潭寺へやってきてます。

政次は直虎と会うと「関口さんとその家臣はすでに井伊谷を後にして、

駿府に帰還している」と話します。

直虎は「どうして関口さんはいなくなったのか」と政次へ尋ねます。

すると政次は「関口は武田が駿河へ侵攻した際に武田へ寝返ったのだ」と報告。

直虎は政次の言葉を聞いて秘策の成功確率が上がったことを喜びます。

そして政次へ「徳川からの手紙じゃ」と手紙を差し出します。

政次は直虎から差し出された手紙を読んで「では徳川軍が侵攻してきた際、

城門を開いて降伏すればいいのですな」と確認。

直虎は無言で頷いた後政次へ「此度のようになったのは全部私のせいだ。

だから政次。井伊家の領主として君臨していたいなら、お前に領主をしてもらいと思う」と

心情を吐き出します。

直虎の言葉を聞いた政次は「商人から領主になってくれと懇願されたり、

領主が危機になったら村人達が捨て身になって助けて、

挙句の果てに盗賊までも『尼小僧の為に』と言って、

一肌脱ぐような領主はこの日の本にあんた以外にいないでしょう。」と政次も心情を吐露。

直虎は涙を流しながら政次の言葉を噛み締めているのでした。

この場面今回の見どころとしては一、二を争うので要注目です。

 

第32話「復活の火」の見どころ紹介その3:ついに徳川軍侵攻、そして秘策成るか・・・・

 

徳川家康は武田信玄が今川家の領土である駿河へ侵攻したことを知り、

井伊谷へむけて軍勢を進めていきます。

この徳川軍の中には井伊谷三人衆(いいのやさんにんしゅう)のひとりである

近藤さんもおりました。

徳川軍は井伊谷城(いいのやじょう)へ到着すると酒井忠次が、

井伊谷城を開門するように小野政次へ命令。

忠次は井伊谷城へ向かって軍勢を進めていくことになりますが、

井伊谷三人衆のひとりである近藤さんが挙動不審な動きをしているのが、

引っかかります。

しかし忠次は小野政次が井伊谷城の城門を開けようとしているので、

あまり気にすることなく進んでいきます。

小野政次は酒井忠次の大声を聞いて城門を開けようと動き始め、

ゆっくりと井伊谷城の城門が徳川軍を迎えるために開き始めることに。

直虎は近藤さんが薄笑いを浮かべながらなにかしようと動き始めたため、

咄嗟に小野政次へ「政次!!すぐに城門を閉めよ!!」と命令。

政次は直虎の声を聞くと同時に弓矢がいたるところから徳川軍へ向かって、

降り注いできます。

政次はすぐに城門を閉じて事なきを得ることになります。

井伊谷で直虎と政次の秘策が失敗してしまった頃、

武田信玄が駿河へ侵攻を完了して駿府(すんぷ)館を陥落させているところでした。

直虎と政次が心血を注いで作り上げた秘策は一体どうなるのでしょうか。

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

さてついに今川家の本領・駿河は武田軍の侵攻と今川家の重臣達の裏切りによって、

あっけなく陥落してしまいます。

今川氏真(いまがうじざね)は一戦も武田軍と戦うことなく駿府館を放棄することになりますが、

この後掛川城へ籠城して徹底抗戦することになります。

そして井伊直虎と小野政次が描いていた井伊家再興の計画は近藤さんのせいで、

失敗してしまうことになりました。

酒井忠次は近藤さんが不審な行動をしていたのを知っているため、

徳川軍が井伊谷城を陥落させた後近藤さんを厳しく責めて勲功なしにすれば、

井伊家に井伊谷城が帰ってくる可能性はあります。

しかし酒井忠次が徳川家康へ何も言わないで近藤さんの勲功を認めてしまえば、

井伊家の所領が復活することもなく、井伊家再興の夢も無くなってしまいます。

井伊家再興の夢が失敗に終わってしまうだけならまだいいです。

一番最悪なのは小野政次もしくは井伊直虎が、

徳川軍を誘い込んで攻撃するために行った罠だったのではないかと

言われてしまうことです。

もしそのようなことを言われてしまえば井伊直虎もしくは小野政次の命は、

亡くなってしまうでしょう。

実際井伊直虎の命が亡くなってしまったとしても虎松は三河へ逃れているため、

徳川家康の気分が乗れば虎松に井伊家を継がせて再興させることもできるからです。

果たして今回の事件によって井伊家は一体どうなってしまうのか。

また今回小野政次はナツへ「夫婦になろう」と言っていました。

しかし世間で言うところの死亡フラグと言うやつで、

もしかしたら政次は誰かに殺されてしまうかもしれませんね。

なんにせよ次回おんな城主・井伊直虎をご覧になればすべてが明らかになるでしょう。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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