西郷園(その)はどんな人?実は吉二郎の再婚相手だった女性


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NHK大河ドラマ西郷(せご)どんで西郷吉二郎(さいごうきちじろう)の妻で妊婦として登場する西郷園(さいごうその)

AKB48の柏木由紀(かしわぎゆき)さんが演じる彼女、実はドラマと違い子供もなく、

さらに西郷吉二郎の再婚相手でした。

彼女はどんな人生を送ったのでしょうか?解説してみます。

 

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本当は後妻、先妻の死後に嫁に入った西郷園

先妻の死後に嫁に入った西郷園

 

西郷園は生まれた年は不詳ですが、旧姓は仁礼(にれ)で1865年に薩摩藩士として

英国に留学し、後に海軍大臣になった仁礼景範(にれかげのり)の娘とも言われます。

西郷吉二郎と結婚したのは、1867年で明治維新の前年の事、

現在ドラマでは、1865年ですから、本当はこの時点では彼女は吉二郎の

妻ではないのです。

 

西郷吉二郎は、それ以前に有馬九之丞(ありまきゅうのじょう)の娘、マスと結婚して、

西郷みつと西郷隆準(さいごうたかのり)という一男一女を儲けていました。

しかし、西郷どんが沖永良部(おきのえらぶ)に流罪になった煽りで西郷家の男子は

皆、藩の仕事をクビになり、マスは極貧の中で家族を支えて働きます。

ですが、そこに甲突川(こうつきがわ)の水害が発生、体調を崩した彼女は、

幼い子供二人を残して亡くなってしまったのです。

 

それが1865年で、西郷どんが糸と再婚した時までは元気だったそうです。

幼い子供を残して先立たれた吉二郎は困り、そこで再婚相手として

後妻に入ったのが西郷園だったのです。


不運な結婚生活 たった一年半の新婚生活で吉二郎が戦死

新婚生活で吉二郎が戦死

 

吉二郎は、吉之助が江戸にいた頃も、奄美にいた時も沖永良部にいた時にも、

京都で活動していた頃も、鹿児島にあって兄に代わり西郷家を守った苦労人でした。

それだけに苦労を知っており、新妻の園も大事にしたと思います。

 

ですが、苦労人の弟、吉二郎は戊辰戦争(ぼしんせんそう)が始まると薩摩藩兵として出征

有名な激戦地、北越戦争(ほくえつせんそう)で名将河井継之助(かわいつぎのすけ)が率いる長岡藩兵と戦い

長岡城を巡る攻防戦で負傷、その傷が元で戦死してしまうのです35歳でした。

二人の新婚生活は僅か一年半で終り、園には幼い先妻の子供が遺されます。

 

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未亡人同士、肩を寄せ合い生きる西郷家の妻達

西郷家の妻

 

西郷家には、男子が四名いましたが、

長男、西郷隆盛は西南戦争で戦死、二男吉二郎は北越戦争で戦死、

四男の小兵衛(こへえ)は、隆盛に従い従軍して戦死しています。

 

それは、それぞれの男に嫁いだ3人の妻、西郷糸子、西郷園、

そして西郷松子が未亡人になった事を意味していました。

吉二郎の死後に、隆盛の配慮で六歳の隆準を当主として分家した

西郷園ですが、その後も西郷糸、西郷松子と共に肩を寄せ合い

懸命に生きていく事になります。


再建された武屋敷で明治29年まで生きる

再建された武屋敷で明治29年まで生きる

 

明治12年、戦災で屋敷を失った西郷家の妻達に、

一人、官軍側で栄達していた西郷従道が屋敷を再興する資金を出そうと

持ち掛けますが、糸子はこれを丁重に断りました。

戦争に敗れて貧しい生活をしていても、一方の大将の妻として、

敵の情けは受けないという意地があったのでしょう。

 

困った従道は小兵衛の妻の西郷松子の息子で3歳の幸吉の名義で

武に屋敷を再建しました。

松子は糸子が資金援助を断った事を知っていましたが、

「姉さん達と一緒に暮らす為に大威張りで世話になります」と

泣きながら支援を受け入れたと言われています。

 

この武屋敷には、一時期

 

沖永良部以来の西郷隆盛の友人、川口雪蓬(かわぐちせっぽう)

西郷家の家僕 永田熊吉(ながたくまきち)

西郷隆盛の妻、西郷糸子、息子寅太郎、

西郷吉二郎の妻、西郷園、息子、隆準、娘、ミツ、

西郷小兵衛の妻、西郷松子、息子の幸吉

そして、西郷隆盛の娘の菊草(きくくさ)

 

等、10名が一緒に住んでいたようです。

 

明治18年、糸子の息子の寅太郎が天皇の下賜金でドイツ留学をする時

園の息子の隆準も一緒にドイツ留学に向かいます。

娘のミツも、足立家に嫁ぎ、吉二郎に託された使命を全うした園は

明治29年に亡くなりました。


  

 

幕末ライターkawausoの独り言

幕末ライターkawausoの独り言

 

結婚から一年半で夫の吉二郎に先立たれ、

先妻のマスの残した幼い子供を育てながらも独身を通した西郷園

そんな園が暮らした西郷家には、同じように夫を戦争でなくした、

西郷糸子、西郷松子がいました。

大変ながらも、同じ境遇を分かち合い慰め励まし合いながら

暮らした日々は園にとって苦しくても楽しい日々だったのかも知れません。

 

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