法正特集
if三国志




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【将苑】諸葛亮も認める立派な将軍になろう!

劉邦



劉邦

 

(しょく)丞相(じょうしょう)諸葛亮(しょかつりょう)が書いたと言われてきた『将苑(しょうえん)』という兵法書があります。

現代では、後人が諸葛亮に仮託して書いた偽書であるとされています。

偽書であるとすれば、きっと諸葛亮のことをよく知っている諸葛亮マニアが書いたのでしょう。

劉備(りゅうび)が息子の劉禅(りゅうぜん)にオススメした兵法書『六韜(りくとう)』に似た雰囲気で、なかなか面白い兵法書です。

本日は、この『将苑』を読みながら、諸葛亮も認める立派な将軍になる方法を考えてみましょう。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【荊州獲ったどー!】諸葛亮&愉快な仲間の州乗っ取り計画

関連記事:【諸葛亮vs司馬懿】ピンチを切り抜けたのは空城の計!

 

 

さっそく読んでみる

韓非子を読む劉禅

 

『将苑』では、「それ将たるの道に八弊あり」という書き出しで、立派な将軍になることを妨げる八つの弊害が書かれています。

 

一に曰く、(どん)にして()くなし。

二に曰く、賢を(ねた)み能を(そね)む。

三に曰く、(ざん)を信じ(ねい)を好む。

四に曰く、彼を(はか)りてみずから料らず。

五に曰く、猶予(ゆうよ)してみずから決せず。

六に曰く、酒色に荒淫(こういん)す。

七に曰く、姦詐(かんさ)にして心(きょう)なり。

八に曰く、狡言(こうげん)にして礼をもってせず。

 

【意味】

一、果てしなく貪欲

二、できる人を妬む

三、悪口を信じへつらいを好んで聞く

四、他人のことは分かっても自分のことが分かっていない

五、優柔不断

六、酒色におぼれる

七、悪賢くて卑怯者

八、口ばかりうまい無礼者

 

 

こんな私でも立派な将軍になれますか

三国志ライター よかミカンさん

 

いかがでしょうか。

私は、これ私のことなんじゃないかっていうくらい、ほとんどの項目に該当しております。

「他人のことは分かっても自分のことが分かっていない」はあてはまりません。他人のことも分かっていないので。

「酒色におぼれる」も違います。

あとは全部あてはまりますよ。

どうすればいいんですか、丞相

 

【三顧の礼は孔明の脳内イメージだった?】
三顧の礼特集バナー

 

丞相は答えてくれない……

考える諸葛亮孔明

 

丞相は答えてくれないので、自分で考えるしかありません。

弱点があることは恥ではない。弱点に気付くことのできない愚かさと、気付いたとしても対策をとらない怯懦こそが恥なのだ!

『将苑』に書かれている八項目は、自分にはこういう弱点があると気付くきっかけになればいいのではないでしょうか。

私は貪欲で嫉妬深く悪口とへつらいが大好物で、自分のことも他人のことも分かっていないとんまであり、優柔不断なくせに悪賢くて卑怯者で、

口ばかりうまい無礼者であります、ハイ。

あ~、胸がすくような小者っぷりですなぁ。キャラ的にオイシイのでこのままにしておくか。立派な将軍にはなれないけれど。

 

八項目を実地に役立てる方法

馬謖に必死に作戦を伝える諸葛亮孔明

 

冗談はさておき、弱点を克服してどこへ出ても恥ずかしくない人になるにはどうすればいいでしょうか。

『将苑』で説かれている八項目を胸に刻んでおき、折に触れて “自分の今のこの行動は八項目のこれに該当していないか?”と

己に問いかけるようにすればよいのではないでしょうか。

例えば、有能な人に対して嫉妬心が沸いたとき、いかんいかん、こんな気持ちを抱くようでは立派な将軍になれないぞ、と考えて、

できる人のことは素直に賞賛すればいいサ、自分は自分のできることに集中しよう、と思い直してみたりとか。

優柔不断な態度をとってしまいそうな時に、これは将としてはふさわしくない態度だ、思い切って一つの選択をしてしまい、

あとはそれに向けて力一杯やってみよう、と考えてみたりとか。

いにしえの将軍たちも『将苑』のような兵法書を読みながら己を励ましてがんばってお仕事していたのかな~と考えると、

自分もがんばってみる勇気が沸いてくるはずです!

 

三国志ライター よかミカンの独り言

三国志ライター よかミカンの独り言

 

『将苑』に書いてある八項目に該当するような人物を想像してみると、実にくだらない人物像が浮かび上がりますが、この八項目は

多かれ少なかれ誰にでもあるような弱点です。

立派な将軍になれるかなれないかの違いは、弱点を認めて改善していく勇気があるか弱点におぼれて諦めてしまうかの違いではないでしょうか。

自分の弱点に目が行ってくじけてしまいそうな時は、ぜひ『将苑』を読んでいにしえの名将たちの勇気に思いを馳せてみて下さい。

 

参照テキスト:守屋洋(もりやひろし)『諸葛孔明の兵法』徳間書店 1977年4月10日

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:諸葛亮が三人目の後継者候補を言わなかったのはなぜ?

関連記事:蔣琬は諸葛亮がいなければ死んでいたってマジ!?

 

古代中国・超科学の世界に挑戦する HMR

HMR  

 




よかミカン

よかミカン

投稿者の記事一覧

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。

個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。

三国志小説『ショッケンひにほゆ』

【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】

何か一言:
皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。

妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。

読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

関連記事

  1. 子供時代の桃園三兄弟 歴史上最も有名な義兄弟の誕生!桃園の誓い
  2. 曹丕 大都市西安の碑林博物館をよかミカンが見学したよ
  3. 曹彰 曹彰(そうしょう)とはどんな人?勉強嫌いだが、武を磨いて将来を期…
  4. 【呉の艦コレ】賀斉と呂範の軍艦デコレーションが凄い
  5. 荀彧 荀彧はどの派閥にも属さずぼっちだったの?
  6. パワハラをする張飛 張飛はリーダー向き?三人兄弟の末弟はリーダー向きというアメリカの…
  7. 魯粛、孫権、孔明 狂児・魯粛は三国史隋一の外交官だった理由
  8. 陸遜 徐盛の意見に陸遜はどうして賛成しなかったの?劉備を討ち取らなかっ…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 薩摩藩の島津義弘
  2. 陸遜
  3. 三国夢幻演義バナー 龍の少年
  4. おんな城主 直虎
  5. 孔明
  6. 側室の女性達を励ます甄氏
  7. キレる劉備になだめる黄権

おすすめ記事

  1. 近藤勇の墓は?新選組局長の最期の地をめぐる
  2. これは座右の銘にしたい!『論語』のおすすめの言葉10選
  3. 三国志に登場する兄弟最強は誰だ!?三国志最強兄弟賞(SSK) 司馬昭と司馬師
  4. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/22〜8/28】
  5. 【真・三國無双 Online Z 攻略2】超初心者が三国無双を5時間プレイするとどこまで上達するのか!
  6. 島津久光(しまづ ひさみつ)とはどんな人?西郷隆盛の生涯のライバル?

三國志雑学

  1. 3000人の配下で孔明の庵を包囲する武闘派な劉備
  2. 五虎大将軍の馬超
  3. 孫策に攻撃される黄祖
  4. 殺害される姜維と鍾会
  5. 孔明 司馬懿 陸遜
“はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 亡くなる周瑜
  2. 馬に乗って戦う若き織田信長
  3. 水面に弱気な自分が映る周瑜
  4. 曹叡
  5. 北伐する孔明
  6. 長坂の戦いでの趙雲

おすすめ記事

張コウ 張郃 晋にも五虎将軍が存在した?魏の五将軍に匹敵する晋の名将を紹介 織田信長 【織田信長の性格】浅井長政が叛いたのは信長がジャイアンだから 毛利家を守るために小早川隆景の苦渋の決断とは? 豊臣秀吉 戦国時代 【はじめてのセンゴク】播磨における予想外の展開と上月城の悲しい最後 おんな城主 直虎 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第31話「虎松の首」の見どころをご紹介 李儒と三国志 キングダムファンなら絶対読むべき!三国志も面白い! 三国志ライター黒田レン 誰が読んでも間違いなく面白い戦国時代小説!夏の読書感想文もこれでバッチリ! キングダムと三国志 信と曹操のはてな(疑問) 渤海国とはどんな国?謎の王国・渤海国の建国までを分かりやすく解説

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP