伊庭八郎とはどんな人?幕末の隻腕軍神に迫る


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今回は伊庭八郎(いばはちろう)について取り上げます。

伊庭八郎は大河ドラマではほとんど登場しないため知られていません。

ドラマでは、1974年の『狼よ落日を斬れ』と1988年の『五稜郭(ごりょうかく)』で登場したことがあります。

舞台では1986年の宝塚歌劇団で『散る花よ、風の(ささや)きを聞け~伊庭八郎秀穎(いばはちろうひでさと)、見参!~』と2009年の『その男』で登場したことがあります。

2015年の女性向けの恋愛アドベンチャーゲーム『薄桜鬼(はくおうき)新選組奇譚(しんせんぐみきたん)~』で登場しています。

この記事では伊庭八郎について生い立ちから函館戦争が終結するまでの過程について注目します。

 

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伊庭八郎とは?

 

伊庭八郎は1844年に江戸の剣術道場を営む家の長男として生まれました。

剣術で頭角を現しましたが、漢学や蘭学にも興味があり、励んでいたといわれています。

1864年に幕府子弟の武術指導のための講武所(こうぶしょ)で教授を務めました。

1868年に戊辰戦争(ぼしんせんそう)が勃発します。

伊庭八郎は最初の戦いである鳥羽伏見(とばふしみ)の戦いに加わりました。

伊庭は鳥羽伏見の戦いで新政府軍に敗退しても江戸に退いて抵抗を続けました。

伊庭は箱根の関所を占領しようとした小田原藩兵と戦いになり、左手首の皮一枚が残して斬られました。

以降、自ら左腕の途中から先を切断し、不自由な状態で新政府軍との戦いを続けました。

江戸城無血開城の後、伊庭八郎は榎本武揚(えのもとたけあき)が率いる艦隊の長崎丸に載って函館に向かいました。

函館に到着後、片腕で新政府軍に戦いを続けました。

伊庭は木古内(きこない)での戦いで負傷し、治療を受けましたが、当時の医療では為す術はなかったため致命傷となり戦死しました。

五稜郭城の開城の前夜に榎本武揚の差し出したモルヒネを飲み干して自殺したといわれています。

 


 

『薄桜鬼~新選組奇譚~』の伊庭八郎

 

『薄桜鬼~新選組奇譚~』の伊庭八郎は幕府直参の旗本で、実家は江戸で有名な剣術道場を営む両親の長男として生まれたという設定です。

これまでの大河ドラマなどでは試衛館時代の土方歳三(ひじかたとしぞう)近藤勇(こんどういさみ)沖田総司(おきたそうし)らと接点があったかどうか分かりませんが、

この恋愛アドベンチャーゲームでは尊敬していたという描写があります。

このゲームでは伊庭八郎と沖田総司の剣術の腕は同等という設定になっています。

実在していたかどうか分かりませんが、このゲームでは伊庭八郎の幼なじみとして千鶴(ちずる)という人物が登場します。

伊庭は幼いころ千鶴の家に蘭方書をよく読みに行っていたようです。

伊庭が千鶴と再会をしましたが、千鶴は伊庭のことを覚えていませんでした。

実際、伊庭は小田原藩士に左腕を斬られ、左手首の皮一枚だけ残った重傷を負い、自ら左腕を切断しました。

このゲームでは、伊庭が右腕を斬った武田という武士に、左腕を斬られるという設定になっています。

伊庭は片腕で武田を斬るために、自ら変若水(おちみず)を飲み、左腕に武田の鬼の腕と対をなす鬼の腕を持ちます。


 

幕末ライターオフィス樋口の独り言

幕末ライター オフィス樋口

 

今回は伊庭八郎について、実際の記録と恋愛アドベンチャーゲーム『薄桜鬼~新選組奇譚~』を比較する形で紹介しました。

伊庭八郎については、1844年に生まれて1869年に函館戦争の傷が原因で26歳で死亡しているため、記録が残されていません。

これまでに何回か大河ドラマで新選組の局長近藤勇を主人公にしたドラマが放送されていますが、伊庭八郎が登場するシーンはほとんどありません。

スペシャルドラマで登場するだけで、ほとんど知られていないと考えられます。

 

女性向けの恋愛アドベンチャーゲーム『薄桜鬼~新選組奇譚~』で伊庭八郎は登場します。

幼なじみとして千鶴が登場しますが、実際にいたかどうか分かりません。

伊庭が自ら負傷した左腕を切断すると、変若水を飲み、左腕に武田の鬼の腕と対をなす鬼の腕を持つという設定になっていますが、

武田という武士がどのような人物を想定しているのか分かりませんでした。

最後に、小説・マンガ・ゲームを通して伊庭八郎が注目されるようになるかもしれません。

今後に期待したいと思います。

 

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