【漢数字】意外と知らない?漢数字のあれこれ


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

三国志大学で勉強する劉備

 

私たち日本人は

実に多くの種類の文字に囲まれて暮らしています。

ひらがな・カタカナ・漢字はもちろん、

ローマ字やアラビア文字まで実に様々です。

 

…アラビア文字!?

とちょっと考えてしまった人もいるかもしれませんが、

アラビア文字というのは

「1・2・3…」

といった普段私たちが使っている数字のことです。

 

アラビア数字は江戸時代に入ってきた文字で、

明治時代に学校教育制度が整えられてから

本格的に使われ始めました。

 

では、アラビア数字を使うまで、

どのようにして数字を書いていたのでしょうか…?

言わずと知れた漢数字ですよね。

 

でも、

漢数字とひとえに言っても

意外と奥が深いのです。

 

今回は漢数字のあれこれについて

ご紹介したいと思います。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:『三国志』人気を数字から考えてみる

関連記事:科挙の難易度は東大どころじゃないってホント?

 


 

皆がよく知る一・二・三…の成り立ち

 

私たちが良く知っている漢数字といえば

「一」「二」「三」「四」「五」

「六」「七」「八」「九」「十」

「百」「千」「万」「億」「兆」

あたりではないでしょうか。

これらの数字は小学生で習いますから

誰でも読み書きできるでしょう。

 

しかし、

これらの漢数字の成り立ちを

全て知っているという人は少ないのではないでしょうか?

 

というわけで、

上に挙げた漢数字の成り立ちについて

簡単に紹介したいと思います。

 

「一」

1本の棒を示した指事文字。

 

「二」

2本の棒を示した指事文字。

 

「三」

3本の棒を示した指事文字。

 

「四」

本来は口の中から歯や舌がのぞく様子をかたどり

息が出る様子を表している象形文字だったが、

いつからかこの文字を借りて

数字の4を示すようになった。

 

「五」

一画目と四画目の線が天と地、

二画目と三画目が交差を表し、

天地間で相互作用する

五行の元素(木・火・土・金・水)

を表すことから数字の5を表す。

 

「六」

もともとは家を表す象形文字だったが、

いつからかこの字を借りて

6を表すようになった。

 

「七」

「切」の原字で

縦横に切りつける様子を表す字であったが。

いつからかこの字を借りて

7を表すようになった。

 

「八」

2つに分かれているものの形にかたどり

分かれるという意味を表す文字だが、

この字を借りて8を表すようになった。

 

「九」

折れ曲がって尽きる形。

数が尽き極まる、

すなわち9の意味を表す。

 

「十」

「針」の原字。

この字を借りて10を表すようになった。

 

「百」

形成文字で

意符の「一」と音符の「白」を組み合わせた文字。

ただ、「白」は「博」と通じる、

すなわち「広い」という意味を持つとして

大きな数字である100を表す字となったと考えられる。

 

「千」

「人」と「一」を組み合わせた会意文字。

「人」に多くのものという

意味があることから1,000を表す。

 

「万」

もともと10,000を表す字ではなかったが、

大昔から萬の略字として用いられている。

 

「億」

意符の「人」と音符の「意」を

組み合わせた形成文字で、

人が心の中で思いはかることを表す文字だが、

この字を借りて100,000,000を表すようになった。

 

「兆」

占いの際にできた亀甲の割れ目を表す象形文字で

きざしを意味する文字だが、

この字を借りて1,000,000,000,000を表すようになった。

 


 

昔はよく使われていた漢数字

 

こうしてみると漢数字は

別の意味を持つ字を借りた

仮借文字が多いですね。

 

しかし、

中にはその数字を表すための漢字も

仮借文字とは別に存在するものがあるのです

 

昔は使われていたものの、

時代を経るごとに使われなくなってしまった

漢数字には次のようなものがあります。

 

「弌」

「一」の古字。

 

「弐」

「二」の古字。

 

「貮」

「弐」の俗字。

 

「貳」

矛で貝を二等分することから

2を意味する。

 

「弎」

「三」の古字。

 

「亖」

4本の棒を示す指事文字。

「三」と見間違えることから使われなくなった。

 

「廿」「卄」

「十」を2つくっつけて20を表す。

 

「丗」「卅」

「十」を3つくっつけて30を表す。

 

「卌」

「十」を4つくっつけて40を表す。

 

【はじめての三国志平話】
三国志平話


 

改ざん防止!大字

 

漢数字はどれも基本的に作りが簡単で

覚えやすく分かりやすいのが美点ですが、

一本線を足すだけで改ざんすることができるなど

欠点もあります。

 

数字の改ざんは

時と場合によっては大問題につながりますよね。

 

そこで、

大事な書類では

改ざんを防止するための漢数字である

「大字」が使われるようになりました

「大字」には次のようなものがあります。

 

1…「壱」「壹」「弌」

 

2…「弐」「貳」「貮」

 

3…「参」「參」「弎」

 

4…「肆」

 

5…「伍」

 

6…「陸」

 

7…「漆」「質」「柒」

 

8…「捌」

 

9…「玖」

 

10…「拾」「什」

 

100…「陌」「佰」

 

1,000…「阡」「仟」

 

10,000…「萬」


  

 

 

「〇」はいつから使われるようになった?

 

ところで、

0を表す漢字もありますよね。

 

おそらく多くの人は

「零」を思い浮かべると思いますが

「〇」も0を表す立派な漢字です。

 

ただ、この「〇」は歴史が比較的新しく

南宋代あたりから

使われ始めたと考えられています。

 

三国志ライターchopsticksの独り言

chopsticks f

 

漢数字は形がカッコいいものが多いですが、

やっぱりアラビア数字の方が

使い勝手が良さそうですね。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:古墳時代の海外交易「船が陸を渡る」壮大な航海を解説

関連記事:高麗(こうらい)ってどんな国?アンゴルモア元寇合戦記が100倍面白くなる

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの

 

 

 

関連記事

  1. 曹仁
  2. 孫権に煽られて憤死する陸遜
  3. クーデターがバレたと勘違いして自殺する王芬
  4. 華雄と呂布
  5. 小帝(少帝劉弁)と董卓




はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

“はじめての三国志倶楽部

“濡須口の戦い

“赤壁の戦い

“公孫瓚

“はじめての三国志公式LINEアカウント"

“光武帝

“三国志データベース"

“三国志人物事典

鍾会の乱

八王の乱

3冊同時発売




PAGE TOP