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キングダム「羌瘣のゾクッの理由は?」

2019年12月23日


 

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羌瘣

 

すっかりオカルトっぽくなった最近のキングダム、信はすでに亡くなっているハズの、王騎(おうき)蒙驁(もうごう)尾到(びとう)(ひょう)と会話をしてしまう状態で異様な雰囲気を醸し出しています。それはそれとして、突如として目を醒ました羌瘣(きょうかい)が信を見てゾクッとし、信を指さしてあうあう言っているコマが挿入されていました。よく考えると羌瘣のガクブル状態は見た事がありません。一体、羌瘣は何を恐れているのでしょうか?

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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己が壊れても戦う信

ボロボロになりながらも戦う信

 

天才型の人に多いのですが、一度作業に集中するとトイレにも行かない、飯も食わないでひたすらに何時間でも仕事を継続し、終わったら電池が切れたように眠るというタイプの人がいます。信の場合も同じで、一度スイッチが入ると、どんなに疲れていても戦う事が出来るようです。

キングダム604話、つまり十五日目の戦いの最初なんですが、疲労が溜まって調子がでない信と我呂(がろ)との会話にもそれが現れています。

 

我呂 「どうした隊長、朝早いからまだ寝ぼけてんのか?」

信 「もうちょっと動いて体がバカになれば苦痛は感じられなくなる」

我呂 「いったいどんな理屈だ、それは死ぬときに…あ、今のは無し。不吉だ」

 

こちらは、通りすがりの金毛さんの記事へのコメントで成程と思ったのですが、確かに信は一種のランナーズハイを理解していて、疲労が突き抜けると脳からドーパミンがドクドク出てきて多少の痛みは感じなくなるというのを経験で知っているようです。

しかし冷静に考えても、この思考法危ないですよね?肉体が疲労を訴えるのは、このままでは、体に重篤(じゅうとく)なダメージが残るからストッパーを掛けているわけで、それを意図的に脳内ドーパミンで外してしまう信はヤバイヤツという事になります。

 

※通りすがりの金毛さん、ネタ出しに苦しむkawausoにアイデアをくれて有難う御座います。

 

本当はドーパミンで痛みを感じないだけ

水滸伝の武松

 

さらに、信の無敵ぶりを脳内ドーパミンのせいだと考えると、前回のキングダムでひたすらに「龐煖の矛は重くない、痛いけど耐えられる」とブツブツ言っていたのも、本当は違うのかも知れません。実は効いていて、肉体が物理的に壊れているんだけど、ドーパミンのせいで痛みを感じにくく、本来なら死んでいてもおかしくないダメージにも関わらず、平気でピンピンしているわけです。

亡くなる李牧

 

この状況で、すでに半分死んでいるからこそ、王騎や漂や尾到とフランクに会話できているのだと考えると、死んだ仲間が力を貸しているというより、あの世に片足突っ込んでいると形容した方が近いという事でしょう。

そりゃあ、羌瘣もゾクッ状態になるわけです。我呂と同じように「おいおい重くないなんて、そんなアホな、あんた死にかけとるで、あかんて、みんな止めてー」というつもりで信を指さしているのではないでしょうか?

尾平

 

そうでないなら、目を醒ましたものの、尾平に支えられてるのがキモくて、「この出っ歯、なにどさくさに紛れてワシに触っとるんじゃい、スヒンするぞゴルァ」と思いつつ、動けないみたいな事でしょうが、それはないと思います。

 

キングダムネタバレ考察

 

王騎はリミッターを理解していた

 

信は、王騎を師としていますが、王騎と違い力の加減が出来ないようです。一方の王騎は一つの戦が終ると本拠地の城に帰り、部下と温泉に浸かるなどして傷を癒して、自身をメンテナンスしてから、次の戦いに臨んでいます。

本来は、信も、力の加減というものを王騎から学ぶべきでしたが、龐煖に殺されてしまった事で、それは果たせなかったと言うべきでしょう。

 

どこかで引きもどさないとヤバイか?

 

逆に考えると、王騎も麃公もリミッターを外してまで龐煖と戦うという事はしてこなかったかも知れません。それもそのはず、何度も何度も倒れるなかで、リミッターが外れるという特性は、信に顕著な特徴だからです。

もしかすると、これまでも強敵との戦いで窮地に陥る度に、リミッターが外れてしまい、ドーパミン全開で戦った結果として、自分より強い敵を倒せていたのかも知れません。そんな事を言い出すと、死んだ仲間の思いとか繋ぐなんちゃらは、どこ行ったんだと言う話ではありますが、信にはそんな部分が無いとは誰にも断言できないでしょう。

 

しかし、これまでの強敵と比べても龐煖はスタミナが桁違いであり、龐煖を倒すのと引き換えに、信も壊れて息の根が止まるかも知れません。すると、どこかで引き戻す存在が必要になりますが、羌瘣が声を上げられる状態ではない以上は、今、猛スピードで戦場まで上がってきている河了貂がその役割を担うとも考えられます。

 

信!お前は死んじゃだめだ、戻ってこーい

 

みたいな事を言って、信の肉体が完全に崩壊する前にギリギリでこの世に戻ってくるというようなラストになり、土壇場(どたんば)で龐煖の相手が信から王翦の弩兵団に切り替わるみたいな方が感じでしょうか・・

王翦

【次のページに続きます】

 

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kawauso編集長

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kawauso編集長です。 はじ三の中の人です。 様々なトピックを立てますが 盛り上がらない時には ごめんね。 大体、咬まないので 気軽にからんでもらえると 嬉しいです。

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