キングダムの羌瘣(きょうかい)は実在したの?飛信隊の美女にはモデルが存在した!




キングダム 34 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

凄腕の暗殺者なのに、剣の腕以外は、まるで世間知らずの美女羌瘣(きょうかい)

久しぶりに、飛信隊に帰還したかと思えば、よく仕組みも理解せず、

「信の子供を産む」とぶっ飛んだ事をいう爆弾娘のきょうかいですが、

彼女の出身した村である蚩尤(しゆう)とは、一体どんな村なのでしょうか?

 

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる

関連記事:三国志を楽しむならキングダムや春秋戦国時代のことも知っておくべき! 

関連記事:『うしおととら』の獣の槍の元ネタは孫子の時代にあった?古代中国の名剣・干将と莫邪



蚩尤は伝説の荒ぶる神だった・・

羌瘣

漫画キングダムにおいての蚩尤は1000年以上も存続する、

闇の暗殺者の一族ですが、この蚩尤には、ちゃんとモデルがいます。

 

それが、中国の超古代の帝、黄帝(こうてい)と

天下を争った荒ぶる神、蚩尤です。



戦神、蚩尤とはいかなる姿だったのか?

蚩尤 wiki

『蚩尤(しゆう)漢代の石刻画』

 

蚩尤とは、中国の伝説上の神で、異形の姿を持っています。

まず、体は人間ですが、顔は雄牛で、足には牛の蹄があります。

目は4つ、そして、腕は六本もあり、普段から砂や石や鉄を喰らい、

その為か、頭は銅で出来て、額は鉄という設定です。

 

蚩尤の性格は勇敢で忍耐強く、それで、黄帝の帝位を奪おうという

野心を持って、戦いを挑んだという事になっています。

 

黄帝との戦いで、蚩尤は敗北して殺される

 

蚩尤は、頑丈な体のみならず、無数の妖術を使える上に、

同じような、姿をした兄弟が80匹も存在したそうです。

こうして、炎帝が支配していた時代に、

涿鹿(たくろく)という場所で両軍は激突します。

 

蚩尤は得意の妖術を使い、また魑魅魍魎を味方にして、

砂嵐や風雨、雷を起し黄帝軍の視界をくらませます。

ところが、黄帝は指南車を持っていたので、方角を間違う事なく

やっとの事で蚩尤の軍勢を撃破しました。

 

蚩尤は諸悪の根源として黄帝に殺されますが、術を使われないように、

体を木の枷で固定したまま、殺され、死んだ後で解放されました。

 

その血が流れた木の枷は、楓(かえで)の木に変化し、以後、秋になり

楓が紅葉するのは、蚩尤の無念が宿っているからだとされています。

 

しかし、一方で蚩尤は、戦争では負けなしの武神としても知られ、

また、史記の封禅書では、蚩尤は鉾や盾、弓矢、戦斧など五つの兵器を

発明した神とも描かれています。

 

漢の旗が赤いのは蚩尤の血にあやかったから

劉邦 ヤンキー

 

後の時代、漢の高祖、劉邦(りゅうほう)は、戦に強かった蚩尤にあやかり、

赤い旗を採用して、これを蚩尤旗と言ったそうです。

漢の赤旗は、古代の神、蚩尤の血の色から来たんですね。

項羽(こうう)に連戦連敗した劉邦が神頼みしたのが蚩尤とは、

何だか、図々しい劉邦らしい話です。

 

関連記事:項翼(こうよく)は実在した?彼は項羽の父なのか?【キングダム考察】

関連記事:劉邦(りゅうほう)ってどんな人?百姓から頂点を極めた漢の建国者

関連記事:劉邦や劉備も手本にした人物 「重耳」 とは?

関連記事:項羽(こうう)ってどんな人?史上最強の孤独な戦術家 Part.1

関連記事:項羽はあれだけ最強だったのに何故、天下を取れなかったのか?

 

蚩尤に味方していた、九黎(きゅうれい)族とは?

photo credit: Sunset via photopin (license)

photo credit: Sunset via photopin (license)

 

蚩尤は、一人で強大な黄帝に対抗する程、無謀ではありませんでした。

彼は、戦に長けた九黎族と巨人である夸父族を味方につけたのです。

しかし、それでも戦は黄帝の勝利に終わり、九黎族の復讐を恐れた

黄帝は、逃れた九黎族を追い、これを皆殺しにします。

 

しかし、全ての九黎族を滅ぼすには至らず、生き残った九黎族は、

三苗と名を変えて、度々、中国に進攻してきて、黄帝を苦しめたそうです。

 

羌瘣は、この伝説の戦神の末裔である

羌瘣

 

さて、蚩尤なんですが、路史によると、彼の氏はとされています。

そう、きょうかいの羌と同じ氏なのです。

 

またキングダムにおける、蚩尤は独特の舞うような動きと

呼吸法により、一人で万の敵と当たれるという無敵の強さを持ちます。

これは、非常な強さを誇った、戦神 蚩尤とオーバーラップしますよね?

 

【次のページに続きます】



次のページへ >

1

2>

関連記事

  1. kawauso編集長 はじめての三国志主宰・おとぼけ
  2. 曹洪と曹操
  3. 孟獲キャッチコピー

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。


はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

3冊同時発売

“脱税の歴史

“三国志人物事典"

“ながら三国志音声コンテンツ"

ASMR

PAGE TOP