痛い!怖い!命がけの成人の歴史について知ろう!

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2020年1月13日は成人の日です。最近は荒れた成人式や、1/2成人式など話題が色々ありますが、そもそも成人って何なのでしょうか?二十歳になると、酒やタバコが解禁になりますが、もちろん、十九歳から一年間で急に心肺機能が鍛えられるわけではありません。つまり、肉体的には二十歳というのは、十九歳とも二十一歳とも大した違いはないのです。なのにどうして、二十歳だけを成人として祝うのでしょうか?

 

成人式とは自己の行動に責任が取れる年齢

 

成人式に肉体的な意味はありません。そこにあるのは精神的な意味です。それは、古来から続く子供から大人になる儀式を見ていれば理解できます。古来から、世界中の民族で大人になる為の儀式が行われていましたが、それらは、その社会が原始的であればあるほど、肉体的な苦痛を伴ったり、非常な恐怖を克服しないといけない儀式になっています。

 

今日では世界中でアトラクションになっているバンジージャンプは、バヌアツ共和国で行われた成人式の儀式でした。そこで使われるのはゴムではなくツタであり、千切れたり、衝撃が首に伝わるなどして大怪我をしたり、恐怖と苦痛を伴うものでした。

毒アリに手をわざと咬ませグローブみたいに手が腫れ上がるシーン

 

また、銃で撃たれたような苦痛を与える毒アリを植物の手袋に()い込み、その痛みに耐える事を成人の証とする民族もいます。北米のネイティブアメリカンは、恐らく史上最高の苦痛を与える儀式を成人の関門としていました。

オーキーパwiki

 

前近代の琉球から台湾、奄美大島のエリアでは、若い女性が手の甲に針で入れ墨をして成人の証とする針突(はじち)という儀式がありました。これも、神経が集中している指に墨を入れる時には、かなりの痛みを伴いましたが施術を完了した女性の手は青い手と呼ばれ、一人前の女性として受け入れられたのです。

 

戦争に参加し財産を相続する権利

あどけない爽やかな古代中国人のカップル

 

肉体的な苦痛と恐怖心で覚悟を試されるばかりではなく、中国や日本には違う種類の成人式がありました。中国では有史以前から冠礼(かんれい)という成人式があり、数え二十歳になると、頭に冠を被せ、その日から大人として厳しく扱われるようになりました。日本では冠礼は元服(げんぷく)と呼ばれ、七歳から二十過ぎまでの年齢で前髪を剃り、烏帽子(えぼし)をかぶせて大人扱いしています。

元服をしているシーン(日本人)

 

しかし、戦国時代の元服は、武士の間ではやがて来る初陣の先触れであり、大人になると同時に、血みどろの戦乱で敵を殺すという現実に駆り立てられる、非常に恐ろしく容赦がない儀式だったのです。また近代日本は国民皆兵であり二十歳を迎えた男子は、検査を経て合格すると兵役の義務を務めねばいけませんでした。

徴兵から逃れをようと国外に逃亡を試みる日本人兵

 

洋の東西の違いはあれど、成人とは結婚し一家を為す事であり、それに伴う痛みや怖さを一人でも耐えられる人間になる事でした。ぬるま湯の現代で、とうの昔に成人になったkawausoは、昔の成人の皆さんの覚悟に恥じ入るばかりです。成人のあなた!まだ未成年のあなた、大人になるという意味を歴史から面白く見つめ直してみませんか?

 

【命がけの成人の歴史】
命がけの成人の歴史

 

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