この記事の目次
大将軍の権力5!大将軍の地位は相国と同じ
これは、秦の後に成立した漢の制度ですが、大将軍は武官の最高位で、それに匹敵する文官の最高の地位は臨時職の相国。キングダムでは呂不韋が就いていた地位に匹敵します。つまり大将軍は宮廷においても王以外には頭を下げる必要がない最高の地位という事になります。
あまり、オツムの出来が宜しくない信が剣一本、最近は王騎から受け継いだ矛一本で、昌平君や昌文君の地位に並ぶというのだからすごい話です。
ここまで登れば、下僕のくせに大王と対等な口を利くなと注意される事もなく、最下層の地位から勝ち上がってきた信を見てきたキングダム読者としても感無量ですね。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
キングダムの六大将軍は、漫画の上での創作がかなり含まれてはいるものの、その権限については、秦や漢の大将軍の地位を参考にして史実に即している事が分かっていただけたかと思います。すなわち、部下を独断で処刑でき、占領地を統治し、時には王の命令も無視し、数十万の軍勢を率い、地位は文官の最高位で王のすぐ下です。
秦の旧六大将軍は、このような5つの権限に守られたからこそ、六頭の龍のように中華全土を喰らいつくし、六国に恐れられるようになったのだと考えます。
参考文献:キングダムコミックス
参考文献:史実三国志 新たな発見に満ちた真実の三国志に迫る
キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧
関連記事:キングダム596話ネタバレ雑学「大将軍」という地位は本当にあるの?
—熱き『キングダム』の原点がココに—