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この記事の目次
秦の国力を倍増!韓の鄭国
鄭国は韓から送り込まれた水利技術者です。当時、韓は強大化する秦の力を恐れ、その力を疲弊させようとして鄭国を送り込み、灌漑水路「鄭国渠」を建設するプランを秦王政に持ち掛け了承を得ます。
それから8年後、秦で嫪毐の乱が発生し鄭国の正体がバレますが、殺されそうになった鄭国は、開き直り鄭国渠は秦の為になるからこのまま工事を続けさせてくれと嘆願して助命され、結果、秦の国力は増大する事になったのです。
司馬遷は、この鄭国渠により秦は六国を併呑する国力を得たとしています。最弱の韓からやってきた技術者が最強の秦をアシストするとは、歴史の皮肉ですね。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
調べてみると、なんと六国全部に秦を結果的にアシストした佞臣がいました。武力による統一ばかりにスポットが当たりますが、内側から六国を崩壊させた佞臣の話もなかなか面白いです。
参考文献:史記 司馬遷
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