こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。
三国志ライター センのひとりごと
糜芳について考えると、彼と関羽は一緒にやり合える能力もなかったのでは、とも考えてしまい、そしてやはり蜀の人材は足りていなかったんだな、とも思ってしまいます。そしてこの後で夷陵の戦いがあることを考えると、本当に物語のように、蜀の状況は詰んでいたんですね。糜芳はどうしても考えると暗い気持ちになってしまいますが、末期の蜀を考える上では避けてはいけない人物であることも再確認できました。少し気落ちしてしまいますが、たまには三国志の暗部を振り返るのもまた良いものではないでしょうか。
参考文献:蜀書関羽伝 呉書呂蒙伝 賀斉伝
関連記事:痛恨の裏切り!樊城の戦いで関羽を裏切った糜芳と傅士仁に迫る!
関連記事:糜芳(びほう)とはどんな人?古参の武将でありながら関羽を裏切り呉へ寝返った男