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兵を失った劉備は江陵を諦めた
劉備にしても⑫では、江陵への道を外れて漢津に到着し、そこで関羽の軍勢に遭遇しています。これはもう手勢がいないので、江陵に入城しても曹操を防ぐ事が出来ないと見切りをつけて、むしろ江夏に向かい劉琦を頼り兵を借りようと思考を切り替えた可能性があります。もはや江陵に籠って反曹勢力の立ち上がりを期待できるチャンスは潰えていたのです。
三国志ライターkawausoの独り言
多数の曹操軍をものともせず、難しい退却戦を戦い抜いた張飛はもちろん立派です。しかし、張飛の武勇が曹操に劉備の追撃を断念させたかというとそれは疑問符がつきます。
むしろ曹操の目的は、劉備軍を潰走させた時点で達成されていて劉備を討ち取る事は、あわよくば程度だったのではないかと思えるのですが、皆さんはどうお考えですか?
参考文献:正史三国志
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