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大阪に緑や自然が少ない深い理由とは?


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大阪に緑や自然が少ない理由(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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京都も意外に緑が少ない

藤原京(地図)

 

大阪や堺を引き合いに出しましたが、実は緑が多いように見える京都も緑地面積では35位、89.61haと緑が少ない都市になっています。文化財が多い京都ですが、日本で一番最初に都市化が進んだ土地でもあり、その分だけ狭い盆地は細分化され、人口が密集した地域になり、緑は減っていく状態になりました。

 

京都には御所があり天皇が1000年以上も君臨していましたが、御所の奥に住み強権的な存在でもないので、京都市内に広大な土地を保有して部下を住まわせて力を誇示する必要もなかったのです。

 

日本史ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

広大な緑地の元になった文化財は、巨大な権力者が守る事によって現在まで伝えられました。しかし、そのような権力者がいなくなり、主権在民になった今、私達は貴重な自然と文化財を保存して、後世に伝えていくだけの知識や気概を持っているのでしょうか?

 

「私には関係ない」、「それは行政がやる事」と無関心でいる間に、経済効率が最優先され、後になって思えば貴重な文化財や自然環境が消滅しているというケースは、それこそ枚挙に暇がありません。主権者として、いかに文化財や自然環境を守るべきかを、ちゃんと考えるべき時に、来ているのではないでしょうか?

 

参考文献:日本史の謎は地形で解ける / Wikipedia他

 

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織田信長スペシャル

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-戦国時代 (日本)