キングダム668話ネタバレ「識の裏切り」レビュー考察

2021年1月28日


 

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キングダム668話ネタバレ(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム668話「裏切り」

 

羌礼を挑発した上で羌瘣は、羌識の最期の死に顔を執拗に羌礼に問いかけます。

祭と口にしただけで激高する羌礼ですが、深い呼吸により、どうしても己の内側と向かい合う巫舞の効果で次第次第に祭の時に記憶を巡らせていきます。

 

お互いに限界まで潜りつつ、それでも羌礼は識こそが祭で生き残るのに相応しい天才だったと呟きました。

そして、生き残るはずの識が死んだ事を裏切りと吐き捨てたのです。

 

キングダム668話「識の覚悟」

 

祭の日、羌識は礼に言いました。

仲良く過ごすのはここまで、私達は今から敵同士、私は死にたくない。

祭では、躊躇(ちゅうちょ)なくあなたの首を飛ばせると知っておいて礼。生き残るのは私

 

自分はすでに覚悟を決めたと、礼に告げる事で礼にも情を捨てさせようとする優しい識でした。

 

キングダム668話「祭の2人」

三国志のモブ 反乱

 

祭が始まると、24名の蚩尤(しゆう)候補者全員が全力で巫舞での戦いを繰り広げます。

呼吸を深めすぎて喀血する者が出現するほどの血の宴でした。

無我夢中で敵を斬り、やっと意識が戻った羌礼が周囲を見回すと、そこは死体の山です。

 

羌礼は「自分以外の全てが死んでしまったのか」と思いましたが、そこで羌礼とぴったりと背中を合わせる識がいました。

そうです。祭で生き残ったのは最悪な事に礼と識でした。

不甲斐ないご都合主義です。ほかの11村の代表は買収工作をしないと羌の代表に勝てないのでしょうか?

 

キングダム668話「識の最期」

最後まで戦い抜く張悌(ちょうてい)兵士モブ

 

識に声を掛けようとする礼ですが、識はその隙を与えずに剣を振り下ろそうとします。

しかし、一瞬、礼の首を刎ねるのを躊躇してしまいました。

そこで礼の白鳳が識の胴体を貫きます。

 

ここまでが羌礼が思い出した識の最期でした。

本来なら生き残れるはずだった識が躊躇したせいで自分が生き残った。

羌礼は、この事実と向き合えずにいるようです。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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