今週もお疲れ様。実は演技派だった周瑜

2021年5月7日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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今週もおつかれさま 三国志a 周瑜

 

はじめての三国志ファンの皆様、今週もお疲れ様でした。

今回のお疲れキャラは周瑜です。

 

水面に弱気な自分が映る周瑜

 

三国志演義の周瑜は嫉妬深くヒステリックですが、一方で、大変な演技派でもありました。曹操が、周瑜の学友の蔣幹を派遣して懐柔しようとしたときにも全てを知っていながら知らない振りをして蔣幹を青くしたり、土色にしたりしながら偽手紙を掴ませていますが、

 

周瑜

 

途中、大酒を飲んだ周瑜は私は泥酔して前後不覚ですよと印象付ける為に、床に酒を吐き戻す縁起をしています。

 

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周瑜は宴席を片付けさせ、大将たちも退出したが、周瑜は彼の腕をかかえ
「長い間同じ床とこで寝なかったな。今宵こよいはひとつのふとんで休もうじゃないか」と言い、わざと酔っぱらった体で同じとばりに入って寝たが、周瑜は着物の帯もとかず、床の上にもどしたり、吐いたりした。

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この通り、周瑜は自宅の床の上に宴会で食べたモノをギュルルルルルルルーと吐いています。

 

むち打ちで裁かれる黄蓋

 

演義の周瑜は同僚の黄蓋の皮膚を血だらけになるまで鞭で叩く人ですが、自分の演技もかなり徹底し体当たりの熱演だと言えます。だからこそ、蔣幹も机の上の偽手紙を信用してしまったのでしょうね

 

呉の武将

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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