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この記事の目次
キングダム696話ネタバレ「歩かされる投降者」
縄で後ろ手に縛られて一カ所に座らされていた趙の投降兵は、立ての合図で20名くらいずつ、どこかに連れていかれます。
1人の趙兵が「あいつらはどこに?」と桓騎の兵士に聞くと
「んー?俺らも聞かされてねーが、噂じゃあ少しずつ開放してやっているって話だぞ」と答えます。
もう解放されるんだ王翦軍に投降して本当に良かったと喜ぶ趙の投降兵。
しかし、投降兵を見張っている兵士も投降兵がどこに連れていかれているかは知らないようで、(あまりに早く解放すると、数日で戻ってきて俺達を殺しにくるんじゃねーか)と不思議がっています。
連れていかれた投降兵は、途中で何度も引率の桓騎兵を交代しつつ遠くへ、遠くへと歩かされます。
どこまで歩くのかと不信感を持つ投降兵ですが、近くで開放するのは連中も不安なんだろうと自らを納得させました。
そして思った通り「俺は弟を殺された!趙に戻ったら、もう一度志願して秦の奴らを殺しまくってやる」と憎悪を剥きだしにする兵士もいます。
キングダム696話ネタバレ「首チョンパ劇場」
ある程度歩いた時、投降者たちは休憩だと言われて、後ろ手に縛られたまま座らされ、水をやるから首を下げろと命じられました。
オカシイと思いながら、首を下げる投降兵に桓騎兵が無言で刀を振り下ろします。
よく見ると、平原のあちこちに塚のようなモノが出来ていて、そこに赤い旗が立てられています。
旗は虐殺が終わった目印として立てているようで、あちこちでポツポツとなびいていました。
一番最後の兵士が斬首の役割を負っていたようですが、最後には遠くまで連れて行くのが面倒になったのか、ある程度、まとまった投降兵でもその場で首を切り落していました。
桓騎としては、少人数の投降兵をリレー形式で分業で斬首する事で、十万人を効率的に殺す事にしたようです。
—熱き『キングダム』の原点がココに—
キングダム696話ネタバレ「摩論でも精神的にキタみたい」
この地味で機械的な大虐殺は全ての捕虜収容所で行われ、一晩のうちに十万人が殺害され、首だけが集められ火をつけて燃やされました。
「摩論、終わったみたいだぞ、全部」
厘玉に言われると、摩論は両手で覆った顔をピクリと動かします。
摩論「そうですか、わかりました」
命令を出したのは桓騎ですが、投降兵の処刑場所や人員配置は摩論が決めたのかも知れません。さすがに無抵抗の十万の人間を一方的に殺戮するのは摩論でも良心が咎めたようです。
キレた桓騎の他の野盗とは比較にならない冷酷さが際立つ回でしたね。
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