孫権は、病気になった呂蒙を見守りたいけど精神的な負担を掛けてはいけないと考えた末に呂蒙の部屋の壁に穴をあけて様子をのぞいていた、ちょっと気持ち悪いスキンシップの取り方をしますが、そんな孫権が家を訪ねた人が呉の是儀です。
是儀は非常に質素な生活で知られていて孫権は、君主であるからには、部下の質素な食事も味わおうと是儀の家を訪ねています。そして、その粗末な食事に衝撃を受けて給料をアップさせて貧しさから救おうとしますが、是儀は「これは清貧の道の実践なので、特別な配慮をもらうと返って心苦しい」と辞退しました。
このような逸話を見ると孫権は、善意でやっている事がよくズレている気がしますね。