パチンコというと、現在ではジャンジャンバリバリのイメージです。しかし、元々はY字型の棹の左右にゴム紐を張って、弾とゴム紐を一緒につまんで引っ張り石や金属の玉を飛ばすスリングショットと呼ばれる狩猟道具でした。もちろん、鳥を殺傷する破壊力があるパチンコを人に向けて放てば殺傷能力も十分にあります。
三国志では呉書、孫登伝に皇太子時代の孫登が乗馬をしている時に弾弓(はじきゆみ)が頬を掠めた事件があり、たまたま近くで弾弓を持っていた者が捕まり鞭打ち刑に処されようとします。
しかし、孫登は「確たる証拠もないのに処罰してはいかん」と止め自分の頬を掠めた弾を捜索させ捕まえた男の弾と比較し形状が似ていない事から犯人ではないとして釈放した話があります。
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