はじめての三国志TVをご覧の皆さん、今週もお疲れ様でした。今回のお疲れキャラは張飛です。
張飛は建安15年(西暦210年)劉備に宜都太守に任命されています。しかし、ここは元々荊州南郡で曹操が荊州を落とした時、枝江県以南を分割し臨江郡を置いた土地でした。現在、臨江郡があった場所は宜昌市で都市の真ん中を長江が流れています。ここに臨江郡と名付けたのはいかにも曹操らしいです。
ところが劉備は赤壁のドサクサで南郡を奪うと臨江郡を改称して宜都郡としたのです。ちなみに宜とは「ちょうどピッタリである」という意味で安定している、落ち着いているという意味もあります。
劉備はやっと手に入れた南郡を失いたくなくて流れ去ってしまいそうな臨江という名前を縁起でもないとして宜都に変え一騎当千の猛将張飛を太守として置き睨みを効かせたのではないでしょうか?
しかし宜都は劉備の願いも空しく関羽が魏呉連合軍に攻められた後で陸遜の部隊に奪われてしまいましたけどね。
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