近年は障がい者の社会参画のために各国政府ともバリアフリーを推進し、障碍者雇用枠を設置する民間企業に助成金を出したりしています。
これは障碍があっても働いて社会貢献がしたい、自立した人生を送りたいという障碍を持つ人々の願いをアシストする措置ですが実は漢の時代すでに障碍者雇用の概念があったようです。(文:kawauso)
三国志時代の障がい者の雇用について
障碍者を雇用していた場所は役所です。当時の役所は、常雇用のキャリア役人とノンキャリア役人に分かれていました。ノンキャリア役人は雑務が主であり出勤も数日に1回のシフト制で賃金も安く軽犯罪を犯した罪人も懲罰で働いているなどあまり憧れの職業ではなかったようです。
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三国志時代のノンキャリア採用枠について
しかし、ノンキャリア採用枠には一定の障碍者が含まれ雑用に従事して賃金を得ていました。ハンディキャップのため、就ける仕事に制約がある障碍者にとって役所の労働は現金を得る貴重な術だったのです。
参考:古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで/147ページ /中央公論新社/柿沼陽平/2021年12月25日三版/
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