三国志の女性の扱いが超男尊女卑!女は賢くても愚かでも旦那に口出したらバツ!

2022年9月29日

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kawauso編集長(石原 昌光)

編集責任者

kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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張飛の男気人生

 

さて戦乱の世、多くの武将たちが戦い続けました。戦場に出ていればその間、家政を切り盛りするのは妻、主に女性の役目でした。

 

女性は子供を産み、家を繋いでいくだけでなく、家長のいない間であっても、家を守ることが重要だったのです。だとするなら女性はただ美しいだけでなく、賢さも重要……かと思うとそうでもなくて?

 

今回はそんな、女性のお話をしたいと思います。

 

 

呂布の正

貂蝉と呂布

 

さてまずはちょっと三国志演義(さんごくしえんぎ)のお話を。三国志(さんごくし)にも記録されている天下無双、猛将中の猛将、人中の呂布(りょふ)(そして馬中の赤兎(せきと))。三国志演義で貂蝉(ちょうせん)とのラブロマンスが注目されていますが、この呂布の正室に厳氏(げんし)という女性がいます。

 

貂蝉が出てくる三国志演義でも呂布の正室はこの厳氏なのですが、どうにも呂布のヒロインとなると貂蝉が注目されてしまうためかちょっと目立たない女性ですね。

 

呂布はボクシングが出来た?

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まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの

 

 

陳宮の策に反対し呂布を敗北させた厳氏

呂布に従う陳宮

 

この厳氏、悪妻として名を残してしまっています。その理由が、曹操(そうそう)と呂布の下ヒの戦いでのこと。窮地に陥った呂布軍で軍才を奮うのは、陳宮(ちんきゅう)その人。ここで陳宮は城からうって出て戦うことを進言します。

 

が、ここで厳氏が反対したために、呂布は陳宮のこの作戦を取り上げませんでした。

 

結果、呂布は曹操に敗北し、処刑されます。厳氏たちは家族と共に許都(きょと)に送られたとされていますが、その後は分かっていません。

 

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呂布対項羽

 

 

なぜ呂布の敗北が厳氏の責任に?

曹操に捕らわれる高順、呂布、陳宮

 

はてさて、陳宮の作戦は成功していたでしょうか?

 

それは誰にも分かりません。もしかしたら成功したかもしれないし、失敗して終わったのかもしれません。呂布がこの策を取り入れて、実行していない時点で「勝ったかもしれない」は「しれない」話なのです。

 

なので厳氏が反対したから呂布が滅んだという訳では決してありません。しかし結果として呂布は陳宮の意見を取り入れ図に負けた、として、厳氏が反対したから呂布が滅んだ=厳氏は悪妻、と言われるようになってしまいました。

 

呂布の最期

裏切った呂布
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呂布

 

 

代替案がなく反対したから厳氏は悪妻なのか?

呂布のラストウォー 処刑される呂布

 

さて、厳氏はどの辺が悪妻なのでしょうか?

 

「女の浅知恵で名軍師、陳宮の策を退けるなんて愚かな!しかも代替え案を出す訳でもないなんて!これは悪妻!」

 

そう、歴史上に夫にアドバイスする女性は数多くいます。三国志にもかなりいますよね。ですが厳氏は彼女たちとは違い、具体的な案を出す訳でもなく、陳宮の策に反対しました。解決策を提示した彼女たちよりは、厳氏は愚かであった、とも言えるかもしれません。

 

ですが愚か=悪妻でもなさそうなのが、歴史の面白い所です。

 

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賢くても愚かでも旦那に口を出す女はダメ!

孫夫人と趙雲

 

さて「哲婦(てっぷ)城を傾く」とは詩経に出てくる言葉。「おっ?傾国傾城の何かかな?」と思うかもしれませんが、これが当たらからずも遠からず。哲婦とは哲、つまり賢く知恵がある、婦とはそのまま婦人、つまり賢くて知恵がある婦人は城を傾ける、ということなのです。

 

意味する所は「賢い女性は色々と口出しをするから、国は衰えて家を潰えさせる元である」という感じになりますが……えっ、賢くても女性は駄目なの!?

 

とか思いませんか?私は思いました(暴露)

 

呂布を動かした言葉

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袁術祭り

 

 

妻が旦那を家を切り盛りすると家は滅びるぞ!って事

にわとり(鶏) 新年 

 

さてさて、こちらは書経に出てくる言葉。牝鶏とは雌鶏のこと、晨とは夜明けのことであり、鶏が夜明けを告げることに通じます。そして索くるはここでは「尽」くる、つまり尽きるということ。

 

なので意味としては「雌鶏が夜明けを告げるのは、家が亡びる前兆だ」ということになります。これを前述した二つの言葉と合わせてみると、考えられるものがあります。

 

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女は黙って旦那の命令に従えという男尊女卑

孫権も手を焼く孫尚香

 

さて、実際に鶏が雄雌どっちが朝を告げようとも、そんなことは関係ありません。しかし当時として、鶏の最大のお仕事、朝告げは雄の鶏の仕事、と考えると、そこに雌鶏がでしゃばってくるのは好ましくない、処が家が亡びる、とまで言われています。

 

よって、賢かろうが愚かであろうが、女性が男性の仕事に口出しをするのはそもそも女性としてあってはならないことであったのです。

 

そう考えると厳氏が悪妻と呼ばれ、「哲婦城を傾く」と言われていたのも何となく理解できるかと思います。当時としては、賢く貞淑でありつつ、何よりも慎ましい女性が好まれたのでしょうね。

 

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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

個人的な意見を言うと、厳氏が口出しをしたから、というよりも、呂布がそれを聞き入れてしまったことがある種、呂布の命運を決めたのだと思います。妻が口出ししようと、それを聞き入れるかどうかは夫の采配ですからね。

 

それを思うと傾国の美女云々同じく、そもそも滅ぼしたのは男性なのにその理由に女性を使うなんて……なんてもんもんしてしまう筆者でした。

 

センさんのとぷんver2

 

ちゃぽーん。

 

参考文献:後漢書呂布伝

 

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両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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