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甘寧が乱暴なのは呉の待遇が悪いからだった!

2022年10月29日


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甘寧に殺されかける料理人

 

甘寧と言えば、気に入らない料理人を殺してしまうなど粗暴な性格で知られます。しかし、それは全部、甘寧の性格ではなく、呉の待遇の悪さが原因かも知れません。

 

三国志のモブ 反乱

 

甘寧は元々益州にいましたが、劉焉が死んで劉璋が即位した頃に反乱を起こして失敗。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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益州に居られなくなり荊州に逃げた甘寧

三国志に出てくる海賊達と甘寧

 

益州に居られなくなり荊州に逃げて劉表に仕えますが、謀反人を劉表が重んじるはずもなく、端役に甘んじます。愛想が尽きた甘寧は江東の小覇、孫策に仕えようとしますが、渡河ポイントがある江夏は黄祖の支配下で孫策とにらみ合いの真っ最中。甘寧は、やむなく黄祖に仕えますが、ここでも手柄を立てて冷遇されます。

 

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呉の武将

 

 

黄祖を裏切り孫権に仕える

甘寧 裏切る ゆるキャラ

 

ようやく黄祖を裏切り孫権に仕えますが、やはり冷遇は相変わらずでした。はなはだしいのは、還暦に近くなってから皖城攻略で升城督に任命され、城壁をよじ登る仕事を任された時でしょう。

 

 

「甘寧一番乗り」で知られる有名なシーンですが、要は使い捨ての突撃部隊の隊長です。おまけにこの時、後詰は年若い呂蒙でした。

 

甘寧 ゆるキャラ 三国志

 

10年以上も呉に仕え、度々手柄を立てたのに、あまり出世も出来ず自分より、20歳は若い若僧の命令で命懸けの城壁登りの仕事をやらされる。「いかに、俺が元謀反人だからってあんまりだ」そんな鬱屈した感情が粗暴な行動になって出てきたのではないでしょうか?

 

参考文献:正史三国志甘寧伝

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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