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実衣(阿波局)役を演じる宮澤エマさん、姉の政子や兄の義時をどう思っている【鎌倉殿の13人】

2022年12月9日


阿波局(実衣)女性

 

 

残り2回でグランドフィナーレを迎えるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」個性豊かな登場人物の中で、たった1人場違いな存在といえば政子や義時の妹、実衣でしょう。

 

鎌倉幕府は六波羅探題を設置(北条義時)

 

 

権力モンスターが多い北条家の中で実衣は野心も政治力も権謀術数も中途半端の「普通の人」、第46話では義時に野心を見透かされ、三浦義村を頼って実子の阿野時元が自殺に追い込まれ自身も投獄、あわや斬首という悲惨な境遇に追い込まれています。そんなトホホな実衣を演じる宮澤エマさん、いずれも権力モンスターである姉の政子や兄の義時にはどんな感情を持って演じていたのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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政子との関係は嫉妬もするが何でも言い合える姉妹関係

比企一族を全て滅ぼす北条政子

 

 

実衣にとって政子は愛情と羨望が入り交じる複雑な存在だそうで、その前提があって激しい言葉を投げかけてしまう事もしばしばですが、そこは切っても切れない腐れ縁で「家族だからね」で水に流し、激しく言い合った後にはケロッとしているなど、お互いにお互いが正しいと信じ、そこは平行線だけど認め合っている部分もある感じのようです。実際、政子を演じる小池栄子さんにも宮澤エマさんにも姉がいて、お互いに相手はこういう気持なんだろうなと確認しながら演じているのだとか

 

 

兄義時は頼りにしているが距離を置く

戦いを決意する北条義時

 

 

一時は疎遠になっていた政子と和解した実衣ですが、一方で自分の首を斬ろうとまでした兄の義時について宮澤さんは、前半は前半で「妹のくせに口を出すな」と無視されていましたが、後半には、もう実衣の存在自体に無関心という感じとコメント。だから、北条家が揃った時には関係がほぐれるけど、それ以外は疎遠で、政子に比べると遠い存在になったと感じているようです。

 

法力を持つと自称していた阿野全成

 

 

ただ一方で、夫の全成の最期を実衣に正直に伝えてくれたり、兄らしい部分もあるにはあるのと、ドラマ後半においては鎌倉最大の実力者で頼りにはなると同時に、兄に逆らっては生きてはいけないと分かっている部分もあり一定の距離を置き、前半に比較すると疎遠になっている感じかなとコメントしていました。

 

 

権力に近づいたのは夫全成が謀殺された危機感から

法力で源頼朝を支えた阿野全成

 

 

また、最初の頃、権力に関心がなかった実衣が一転して権力に執着するようになったのは、夫の全成が正しくない政で謀殺され、この鎌倉では何らかの権力を持っていないと殺されてしまうと危機感を持っているせいではないかとコメントしています。

 

動物の行動まで神のお告げと考えてお祓いをしていた阿野全成

 

 

ですが、政子や義時とは違い、普通の人である実衣は、その思いが空回りし計画性もないせいで、悲劇を招いている面があるようですね。死んでしまった全成さんも「ああ!ダメだ、実衣、それ以上権力に近づいてはいけない、お前は私が天から守るから」とヤキモキしているかも知れません。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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