鎌倉殿の13人の影の主役と言えば、尼将軍北条政子でしょう。当初こそ、強烈な個性を持つ頼朝や、父、時政、弟の義時の権力欲に対応できず振り回されっ放しでしたが、実子実朝を失ってからは自らの使命に向き合い、暗黒面を強めていく弟義時を抑え、慈愛の心で身内を守る役割を担っていき、鎌倉の民衆に慕われる存在になっていきます。
激しいダメ出しに眠れなくなり三谷幸喜にメールで相談した事も
脚本の三谷幸喜さんにとっても、尼将軍政子はいつか描いてみたい存在だったそうで、その分、小池栄子さん演じる北条政子には、厳しい注文が付けられました。このため小池さんは撮影時にダメ出しの連続で、一時は緊張で眠れないと三谷さんにメールで相談した事もあったとか…
想像以上に政子が好きになりすぎて
それだけ演技に苦労した北条政子を1年5カ月演じた事で、小池さんの予想を超えて政子が大好きになってしまいクランクアップでは涙が溢れてしまったそうで、もう政子を演じられない事が哀しい、もう一度最初から演じたいとも語りました。
小池さん自身、グラビアアイドルから女優へ転身した当初は、慣れない現場で苦労したせいか、大河初出演の新垣結衣さんや坂口健太郎さんの緊張をほぐすムードメーカーの役割を積極的にこなしているそうで、共演者に慕われている姉のような存在だそうです。なんだかドラマ内の北条政子にイメージがダブりますね。
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