NHK大河ドラマ「どうする家康」服部半蔵演じる山田孝之の困惑。俺武士なんだけど?

2022年12月12日


 

戦う忍者

 

 

松本潤さん主演の2023年大河ドラマ「どうする家康」で服部半蔵を演じる山田孝之さん。扮装では黒一色の衣装に黒い襟巻を身に着け、顔は隠していないながら忍者をイメージさせていました。がっしりした肉体派の山田さんは千葉真一が演じた影の軍団の服部半蔵の重厚感がありますね。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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俺は武士で忍者ではない!by服部半蔵

溺れる忍者

 

 

しかし、扮装とは裏腹に山田さん演ずる服部半蔵は「自分は武士で忍者ではない」と周囲の期待と自意識の間に劣等感を持つ頼りない人物として登場するようです。

 

凍える忍者

 

一応、情報収集のような忍者っぽい働きもするのですが、上手くいったりいかなかったりだとか…

 

 

 

史実でも2代目半蔵からは忍者ではない

日本戦国時代の鎧(武士・兵士)

 

 

実際、日本史の研究が進む中で服部半蔵は初代こそ伊賀出身の忍者ですが、山田さんが演じる二代目からは徳川家に仕える譜代の武士で特に槍働きを重んじ他の徳川の家臣と大きな違いはない存在でした。有名な家康の伊賀越えで家康を補佐した伊賀忍者も、本当は半蔵と主従関係にない別の伊賀忍者だそうです。

 

こっぴどく敗退する徳川家康

 

 

どうやら今回の「どうする家康」では、視聴者がイメージする忍者の半蔵と史実の武士である半蔵のギャップを逆手に取り、周囲に忍者だと思われ困惑する半蔵をコミカルに見せてくるかも知れませんね。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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