鎌倉殿の13人第47回「ある朝敵、ある演説」では歴史上に残る尼将軍政子の演説がクライマックスとして放送されました。政子を演じた小池栄子さんは、エキストラの方達が80名から90名いて、本番前は、ここで声を張り上げようとか声を太くしようとか、色々考えましたが、本番ではエキストラの皆さんの熱気が凄くて、その熱気に乗せられて自然体で気負う事なく演技が出来たと回想しました。
エキストラの熱意に持ち上げられ自然な演技に
北条政子が好きになりすぎて、クランクアップでは、もう政子を演じられない寂しさに泣いてしまった小池さん。それだけに尼将軍政子最大の見せ場である演説では、かなりの緊張が伴ったようですが、御家人になりきったエキストラと一体となり、北条政子として芝居が出来たようです。
今回の撮影で小池さんが気を付けたのは、御家人たちに対し上から目線にならない事、そのため目線を御家人に合わせ、御家人の価値観、御家人の考え方に寄り添った言葉を選んでいました。
俺達は身内を売らないで御家人が一つに
特に、「上皇様に義時の命を差し出して、生きながらえようとする卑怯者はこの坂東には一人もいない」と断言した場面は、和田義盛や畠山重忠など坂東武者の意地を貫いて散っていった人々を思い出してしまいました。北条氏に反目して族滅された和田義盛や畠山重忠ですが、鎌倉を思う気持ちは、皆同じだったんですよね。
いよいよ後鳥羽上皇との最終決戦
いよいよお膳立てが整い承久の乱に突入する鎌倉殿の13人、そして次回がグランドフィナーレとなります。暗黒面に落ちた小四郎や正義を貫く泰時、慈愛を根本に鎌倉を導こうとする政子は、どんな最期を迎えるのでしょうか?
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