証券取引所で利用されるローソク足の発明者は江戸の日本人だった

2022年12月20日


 

 

はじ三倶楽部 スマホでオンライン雑談会に参加する読者

 

 

株価などの相場の働きが一目でわかる図としてローソク足があります。これは英語でキャンドルスティックと言いますが、実は江戸時代日本で発明されたものでした。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



出羽国の相場師本間宗久が考案

江戸城

 

 

ローソク足を発明したのは、本間宗久という出羽国出身の相場師でした。ローソク足は1時間、1日、1週間などの一定期間の相場の値動きをローソクのような本体の太線とヒゲと呼ばれる細線であらわしたものです。

 

 



数字の動きを図形で表した画期的なチャート

にぎわう市(楽市・楽座)

 

 

本来、相場は数字の動きで視覚的に捉えるのが難しいものですが、宗久はローソクのような太線とローソクの芯のような細線で相場の動きを一目でわかるようにしました。ローソク足は、海外でも相場を見る基本的な指標として取り入れられキャンドルスティックと呼ばれ活用されています。

 

 

日本の進んだ米相場システムは海外に輸出された

みずほ銀行風

 

 

当時の日本は世界で最も進んだ米市場がありました。ペリー来航により西洋の進んだ科学技術に驚いた日本ですが取引所のシステムは、日本の技術が西洋に伝えられていったのです。

 

▼こちらもどうぞ!

鎖国は悪ではない!平等社会を実現させた江戸幕府

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信