NHK大河ドラマ「どうする家康」第二話「兎と狼」では、またしても時代考証的に「?」となる場面が登場しました。一体、それはどこなのでしょうか?
大草松平昌久に騙し討ちされる元康
その場面はドラマの中盤、織田信長の虎口を逃れた元康(家康)一行が三河国に入った所で起こりました。突如として味方を名乗る大草松平昌久の軍勢が眼前に出現したのです。ただし、大草松平は、安祥松平氏である元康の敵対勢力であり、元康の家臣は信用できないと警戒して前に出ませんでしたが、経験不足の元康は昌久を信じ姿を現す事にしました。
しかし、元康が名乗りを上げた直後、隠れていた火縄銃部隊が姿を現し、銃弾を浴びせてきたのです。松平昌久による騙し討ちでした。
これはアリエナイ火縄銃連発
不意打ちにより元康の家来である鳥居忠吉が肩に銃弾を受けて負傷。家臣たちは元康を引きずって背後に下がりますが、ここで応戦した元康配下の火縄銃部隊が、火縄銃を連発します。
そもそも、火縄銃は筒の先から玉薬を入れ、カルカと呼ばれる棒で玉薬を突いて固め、それから縄に火をつけて火挟みに挟み、引き金を引いて火蓋に接着して、はじめて射撃できます。そのため連発出来ず、その都度、この工程を繰り返さないといけないのです。ところが、ドラマでは、大草松平と元康の鉄砲隊がそれぞれ、西部劇の連発式ライフル銃のように火縄銃を数秒の間を空け連射していました。
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Twitterの反応
どうする家康、火縄銃連発についてツイッターの反応は以下のようなものがありました。
どうする家康を見てますが、なぁあの鉄砲(火縄銃)連射してね?
時代考証云々より、弾ごめせずに、2,3発連続発射してね?見間違いかね?
もう大河は「ファンタジー」だからドラマとしてみてるんだけど、三河モノが種子島をあんなに持っていたか?とか…???と思う事が多いので困るw— ひびきん (@110goo) January 15, 2023
そういえば昨日の大河見たんだけど、火縄銃連射してるの見て、今年はそういう路線なんだなって察した
他にもツッコミどころたくさんあるけど、正統派大河じゃなくてNEO大河だと思えばまあ……
※個人の感想です— かおたん (@cos_kotn) January 16, 2023
火縄銃連射しちゃったらちょっときついなあ、今回の大河は違った視点で面白いんかなと思ってたけど
トンデモ歴史は民放でやってほしかった— りるむ@パンデモ鯖 (@relm_ffxiv) January 15, 2023
あえて制作サイドを擁護すると
あえて、制作サイドを擁護するならば、従来の単発火縄銃では間延びして迫力ある画像にならないので、時間を短縮して派手な火縄銃の撃ち合いにしたという事もあるでしょう。それもこれも含めて従来の大河とは一線を画す、NEO大河ドラマという事なら、それはそれで仕方ない、割り切って見るのがいいかも知れませんね。
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