地図アプリ「大江戸今昔めぐり」で2023年に一番検索された幕末の偉人ベスト3

2023年1月29日


 

東京スカイツリー、kawausoさん

 

 

ビーマップ、菁映社、フジテレビジョンで組織された「大江戸今昔めぐり政策委員会」が開発しリリースしたスマホ上で現代地図と江戸末期の古地図を重ね合わせる事ができる古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」。幕末ファンの皆さんの中には、すでにインストールしている方も多いのではないでしょうか?そんな「大江戸今昔めぐり」の2022年、年間検索ランキングが発表されました。ユーザーが一番検索した幕末の偉人は誰なんでしょうか?

 

 

参照:【幕末の偉人】「古地図上で注目度の高かった人物」ランキングTOP10! 第1位は「島津斉彬」【2023年最新調査結果】

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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3位 松平直候(なおよし)

 

最初に「この人誰?」と思った筆者は、まだまだ幕末アマチュアなのかも知れません。調べてみると松平直候は水戸の烈公、徳川斉昭の八男で、最後の将軍徳川慶喜の異母弟にあたるそうです。最初の名前は昭融で川越藩第五代藩主、松平典則の養子となって直候と改名し、1854年に養父の隠居で家督を継いでいます。しかし病弱だったようで子供もないまま23歳の若さで病死しています。あまり事績がない直候ですが、幼少期に描かれた、とても可愛らしい肖像画が残されています。

 

 

2位 伊達義邦

財政を立て直す伊達吉村

 

2位は幕末ファンにはお馴染み、仙台藩の13代藩主、伊達義邦です。彼の知名度が高い理由は、1868年に勃発した戊辰戦争に際し奥羽越列藩同盟の盟主となった事が大きいでしょう。部分部分では善戦した奥羽越列藩同盟ですが物量に勝る薩長軍に敗れます。仙台藩の領土は全て没収され、義邦は養子の宗敦と江戸に連行されますが、死を免れ謹慎閉門を申し渡されました。しかし、伊達政宗の子孫らしい破天荒な生涯のお陰で人気を集めています。

 

1位 島津斉彬

幕末_カメラを撮影するのが好きな島津斉彬

 

第1位は安定の島津斉彬でした。斉彬は薩摩藩の11代藩主で父、斉興との確執でなかなか藩主になれず治世は7年に過ぎませんが、その7年間で藩を挙げて開化政策、富国強兵を推し進めると同時に、幕府にも13代将軍、徳川家定の正室として養女の天璋院(篤姫)を送り込んで幕政をコントロールしようとし、一方で西郷隆盛を筆頭に幕末、明治に活躍する多くの人材を見出した名君として知られています。

 

忙しい方にざっくり解答03 kawausoさん

 

 

トップは安定の島津斉彬ですが、松平直候のようにマイナーな人物の名前が多く検索されているのが面白いですね。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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