NHK大河ドラマ「どうする家康」第四話では信長の主導で元康と信長の妹、お市の縁談が進められますが、元康とお市の連名で拒否される話がありました。お市が元康を慕っていた話はフィクションですが、これはお市の婚姻が遅かった事を利用したエピソードなのです。
当時としては婚姻が遅かったお市
お市は、天文16年(1547年)生まれで信長より13歳下の妹だそうです。当時戦国大名の娘は13歳ほどで嫁に行くのが普通でしたが、お市が浅井長政と結婚したのは永禄10年(1567年)前後で20歳になっています。当時としては異例の晩婚で、この事からお市は再婚であり長政は2番目の夫ではないかと考える研究者もいます。
お市の晩婚を元康を慕っていたと解釈
どうする家康では、お市の晩婚を過去に尾張にいた元康が忘れられず、縁談を受けなかったと解釈し、本当は元康に惚れていたが縁談を断られて吹っ切れ、浅井長政の嫁になったという解釈で仕立て直したのです。
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