NHK大河ドラマどうする家康、第七話「わしの家」では、於大の方と酒井忠次の妻、登与(碓井姫)が瀬名を誘って一向宗の拠点である本證寺へお忍びで遊びにいき、そこで同じく寺に潜入していた家康一行と鉢合わせする場面が描かれました。登与は3人の中では一番オバサンっぽいキャラクターですが、実際はスーパーお嬢様だったってご存知ですか?
家康の父方の叔母にして家康の母の異父妹
登与の父は家康の祖父松平清康です。つまり、登与は家康の父、松平広忠の妹で家康の叔母でした。これだけでも家康にとっては、頭が上がらない存在ですが、登与の母である於富の方は清康と結婚する前に尾張知多郡の豪族、水野忠政に嫁いで、家康の生母である於大の方を産んでいます。なので登与と於大は同じ母親から誕生した姉妹という事です。家康から見ると登与は父の兄弟であると同時に母の妹という超頭が上がらない存在なのです。
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苦労している登与
そんなスーパーお嬢様の登与(碓井姫)ですが、実は人知れず苦労していました。碓井姫も於大と同じく再婚であり、最初の夫は長沢松平の松平政忠でしたが、夫は桶狭間の戦いで討ち死に、寡婦となった碓井姫は酒井忠次と再婚したのです。
明るくたくましく生きる登与
大河では、小平太(榊原康政)と平八郎(本多忠勝)にナンパされて鉢合わせしても、少しも悪びれる様子がなかった強心臓の瀬名姫と於大の方に対し、夫(酒井忠次)には言わないでと泣きついていた登与、それだけ忠次に惚れていて嫌われたくない一心だったのでしょう。苦難を経験していながら、それを笑い飛ばす旦那一途の登与に今後も注目です。
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