ホントはスーパーお嬢様!家康も頭が上がらない登与(碓井姫)とは何者?

2023年2月28日


 

五重塔(仏塔)仏教

 

 

NHK大河ドラマどうする家康、第七話「わしの家」では、於大の方と酒井忠次の妻、登与(碓井姫)が瀬名を誘って一向宗の拠点である本證寺へお忍びで遊びにいき、そこで同じく寺に潜入していた家康一行と鉢合わせする場面が描かれました。登与は3人の中では一番オバサンっぽいキャラクターですが、実際はスーパーお嬢様だったってご存知ですか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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家康の父方の叔母にして家康の母の異父妹

 

登与の父は家康の祖父松平清康です。つまり、登与は家康の父、松平広忠の妹で家康の叔母でした。これだけでも家康にとっては、頭が上がらない存在ですが、登与の母である於富の方は清康と結婚する前に尾張知多郡の豪族、水野忠政に嫁いで、家康の生母である於大の方を産んでいます。なので登与と於大は同じ母親から誕生した姉妹という事です。家康から見ると登与は父の兄弟であると同時に母の妹という超頭が上がらない存在なのです。

 

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苦労している登与

酒井忠次

 

 

そんなスーパーお嬢様の登与(碓井姫)ですが、実は人知れず苦労していました。碓井姫も於大と同じく再婚であり、最初の夫は長沢松平の松平政忠でしたが、夫は桶狭間の戦いで討ち死に、寡婦となった碓井姫は酒井忠次と再婚したのです。

 

 

 

明るくたくましく生きる登与

イケメンすぎる本多忠勝

 

 

大河では、小平太(榊原康政)と平八郎(本多忠勝)にナンパされて鉢合わせしても、少しも悪びれる様子がなかった強心臓の瀬名姫と於大の方に対し、夫(酒井忠次)には言わないでと泣きついていた登与、それだけ忠次に惚れていて嫌われたくない一心だったのでしょう。苦難を経験していながら、それを笑い飛ばす旦那一途の登与に今後も注目です。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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