NHK大河ドラマ「どうする家康」第八話「三河一向一揆でどうする?」では本證寺に攻め込んだ松平家康が本多正信に狙撃され九死に一生を得るシーンがありました。しかし鉄砲伝来から二十年程度の頃に三河にまとまった数の鉄砲があったのでしょうか?
考古学上の発見、本證寺から鉛玉が出土
2018年の11月、安城市教育委員会は、本證寺境内の発掘調査で新たな外堀を発見。そこから火縄銃の弾を発見しました。弾は直径13ミリで重さは8,4グラム、表面には柔らかい土にぶつかってへこんだ痕跡があり、本證寺で実際に鉄砲が使用された可能性が高まりました。
家康が狙撃されたという伝承も事実かも
本證寺には、家康が三河一向一揆の戦いで狙撃されたとする伝承が残っていて、2018年鉄砲玉の出土は伝承が史実である事を裏付けた事になります。今回の大河ドラマも、考古学の知見を参考に本多正信に狙撃される家康を描いたのでしょうね。
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