李信とは?史実との違いや飛信隊の活躍を徹底解説【キングダムキャラクター図鑑】

2026年7月15日


 

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東京スカイツリー、kawausoさん

 

キングダムには、数百人もの登場人物が出てきます。

その豊富さは群像劇と呼んでいいものです。

このページではキングダムで特に活躍する主役級及び

準主役級のキャラクターを解説します。

第一回目は主人公の李信です。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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李信とは

 

李信は『キングダム』の主人公であり、

戦災孤児から天下の大将軍を目指す飛信隊の隊長です。

 

幼なじみの漂と共に奴隷同然の生活を送りながらも

「天下の大将軍になる」という夢を胸に剣を磨き続けました。

矛を持った信

 

漂の死をきっかけに秦・嬴政と出会い、

数々の戦場を駆け抜けながら将軍へと成長していきます。

 

武力だけでなく、人を惹きつける強い人望も

李信の大きな魅力です。

 

 

李信のプロフィール
項目 内容
名前 李信
所属 秦国
役職 飛信隊隊長→将軍
初登場 第1話
得意 武力・突破力・現場判断
天下の大将軍

 

 

キングダム武将の哀しすぎる最期

 

 

 李信の性格

 

李信は細かい作戦を考えるタイプではありません。

 

しかし、仲間を信じ、自ら先頭に立って戦う姿勢が、

多くの兵士たちの心を動かしてきました。

どれほど不利な戦場でも決して諦めず、

自分が突破口になるという覚悟を持って戦う将軍です。

 

もうひとつ、李信は仲間の失敗を責めません。

味方のミスによって自軍が窮地に陥っても

怒鳴ったり、喚き散らす事なく

まずはミスをした味方を優しく受け入れて

自分が前に立って困難を乗り越えようとします。

 

ただし、弱い立場の人間から略奪するような

権力をかさにきた振る舞いには非常に厳しく

飛信隊の古参メンバーである尾平が

 

桓騎軍に所属して略奪に参加したと知ると

激しく怒り、尾平を殴りつけた上に除名しています。

 

後にこれが誤解だった事が分かり、

尾平はめでたく飛信隊に戻っています。

 

キングダム年表

 

 

 

李信の強さとは?【考察】

 

李信最大の武器は武力ではありません。

 

本当に恐ろしいのは

「戦場の流れを変える力」です。

 

河了貂や羌瘣がどれだけ優れた作戦を立てても、

最後に戦局をひっくり返すのは李信自身です。

 

味方である河了貂や羌瘣ばかりではなく

趙の慶舎や李牧のような軍師タイプの知将の

計算された策でさえ、時々引っくり返しています。

ボロボロになりながらも戦う信

 

どうして、そんな事が可能なのか?

それは李信が飛信隊メンバ―全員の心を一つに

束ねる事が出来る稀有な存在だからです。

 

かつて王騎は李信に

「将軍とは兵の背中を押す存在」と語りました。

 

李信はまさにその言葉を体現する将軍であり、

自ら突撃することで兵士全体を前へ押し出します。

 

そのため武力以上に、兵士の士気そのものが

李信の武器と言えるでしょう。

 

キングダムと三国志の違い

 

 

 

李信が受け継いだもの【考察】

 

李信は多くの将軍から、それぞれ違う才能を受け継いでいます。

 

 

人物 受け継いだもの
王騎 将軍の器・矛
麃公 本能型の戦い
嬴政 天下統一への志
天下の大将軍になる夢

 

 

 

このように見ると、李信は単なる主人公ではなく、

歴代の英雄たちの意思を受け継ぐ存在として

描かれていることが分かります。

 

逆に、王騎を殺害した因縁の敵である龐煖は

他者との繋がりを軟弱と斬り捨て、

単体で武の極みを目指す孤独な存在でした。

ホウ煖(龐煖)

 

そのため、李信が味方との繋がり、

師との繋がりを強めて人間的にも

武力も強化されたのとは対照的に

 

龐煖は歳月と共に

その成長の伸びしろが完全に停止し

最期には李信に討たれてしまうのです。

 

 

 

飛信隊とは

 

飛信隊は李信が率いる独立遊軍です。

河了貂が軍師を務め、羌瘣や楚水など

数多くの個性的な武将が所属しています。

尾平

 

最初は百人隊から始まりましたが、

数々の武功を重ねて精鋭化

さらに戦死した麃公や桓騎軍の

武将を取り込んで強大化していき

秦を代表する軍勢へと成長しました。

 

その中でも羌瘣は将軍として独立。

羌瘣軍の将軍になっています。

 

 

史実版の春秋戦国時代の年表

 

 

 

李信の名場面

 

『キングダム』の主人公・李信は、どん底の身分から「天下の大将軍」を目指し、

数々の死闘をくぐり抜けて成長してきました。

中でも彼の魂が燃え上がる、特に外せない名場面を紹介します。

 

1. 王騎の矛を継承し、龐煖を圧倒

(第47巻・朱海平原の戦い)

趙の最強の敵・龐煖との宿命の対決です。かつての師である王騎の魂が宿った「王騎の矛」を完全に自分のものとし、龐煖の圧倒的な武力に真っ向から立ち向かいます。信の全身全霊の一撃が龐煖の腕を砕き、ついに討ち取る歴史的な瞬間は、作中最大のカタルシスを生みました。
2. 蕞の城壁での決死の檄(第33巻・合従軍編) 秦国が滅亡の危機に瀕した合従軍編。龐煖に追い詰められ、誰もが絶望する中、血まみれになりながらも剣を掲げて立ち上がります。信の「まだ終わってねぇぞ」という言葉と泥臭い背中は、恐怖に支配されていた秦軍の兵士たち、そして一般の住民たちの心を震い立たせ、奇跡の防衛戦へと導きました。
3. 漂との約束を果たす(第5巻・王都奪還編) 物語の原点であり、すべての始まりの場面です。親友である漂の遺志を継ぎ、漂と瓜二つの秦王・嬴政と共に王弟の反乱を鎮圧します。反乱の首謀者である竭氏を追い詰めた際、漂への強い想いを胸に放った「俺たちは天下の大将軍になるんだ」という宣言は、彼の不退転の決意を示した名シーンです。
4. 飛信隊の命名と初陣の覚醒

(第8巻・蛇甘平原の戦い)

信が率いる部隊が「飛信隊」と名付けられた瞬間であり、初めての大きな戦での活躍です。圧倒的な絶望的状況の中で、自ら先頭に立って敵陣を突破。窮地に陥りながらも、仲間を信じ、自らの限界を超えて覚醒する姿は、後の大将軍としての片鱗を強く印象付けました。

 

5.宿敵・輪虎との一騎打ち(第22巻・山陽の戦い) 廉頗四天王の一人であり、天才的な剣技を持つ輪虎との死闘です。信は当初、輪虎の圧倒的なスピードと経験に圧倒され、重傷を負いますが、亡き戦友たちの想いを背負って立ち上がり最後は「一歩も引かねぇ」という執念の突きで輪虎を撃破しました。
 6.万極を討ち、その怨念を背負う覚悟(第26巻・合従軍編) 長平の戦いでの生埋めの悲劇から生まれた、秦国への強い憎しみを持つ趙将・万極との戦いです。怨念に狂う万極に対し、信はただ力でねじ伏せるのではなく、「俺がその怨念の連鎖を終わらせる」と宣言します。「次に同じ悲劇が起きそうになったら、俺が止める」と万極の痛みに寄り添いながら彼を討ち、単なる武力ではない「器の大きさ」を見せました。
7.黒羊丘の戦いでの桓騎への怒りと「飛信隊の矜持」(第44巻) 勝利のためなら民間人の虐殺も厭わない将軍・桓騎に対し、信が激怒して刃を向けた場面です。「俺たちは天下の大将軍を目指す飛信隊だ。略奪も虐殺もしねぇ!」と、自身の正義と飛信隊のプライドを爆発させます。大先輩である六大将軍級の男に対しても、自らの信念を曲げずに真っ向から対立する姿は、信の芯の強さを象徴しています。
8.岳雷の仇・上和龍を怒りの一撃で両断(第69巻・宜安の戦い) 最古参の仲間であり、飛信隊の頼れる兄貴分だった岳雷が趙将・上和龍に討たれた直後の場面です。大切な仲間を失った信の怒りと悲しみは計り知れず、咆哮とともに王騎の矛を振り下ろします。上和龍の強烈な一撃を受け止めながらも、文字通り一刀両断にする圧倒的な武の覚醒は、読者の胸を熱くさせました。
9.成蟜の最期に駆けつけ、友としての約束(第35巻・屯留編) かつては敵同士だった王弟・成蟜が、反乱の罠にはまり瀕死の重傷を負った場面です。信が駆けつけた時、成蟜は息を引き取る間際でした。成蟜から「政(嬴政)を支えろ」という遺志を託された信は、静かにその言葉を受け止めます。かつて憎み合った二人が、国を憂う同志として固い絆で結ばれたことを証明する、涙なしには見られない名シーンです。

 

10.尾到の死と将軍の器 『キングダム』第14巻で描かれた尾到の死は、趙の龐煖による襲撃から意識不明の信を救うため、背中に無数の矢を浴びながら逃げ延びた結果の悲劇的な名場面です。満身創痍の尾到は信に「将軍の器」の存在を告げ、仲間たちの想いを託して穏やかに息を引き取りました。

 

 

 

キングダムの子孫

 

 

 李信の主な活躍

 

漫画『キングダム』の主人公

「信(のちに李信)」は、数々の死線を潜り抜け、

一歩ずつ天下の大将軍への道を駆け上がっています!

彼が「飛信隊」を率いて大きな戦果を挙げた、

特に重要な戦場を時系列でまとめました。

 

馬に乗って戦う飛信隊の信

 

1. 蛇甘平原の戦い(魏攻め) 功績:歩兵の最弱の五(伍)として参戦。絶望的な状況から、魏の副将・麻鬼を討ち取る大金星を挙げました。

成長:この戦いで後の大将軍・王騎と出会い、戦場の「王道」を目撃します。

2. 馬陽の戦い(趙攻略戦) 功績:わずか100人の特殊部隊を率いて敵陣に切り込み、趙の将軍・馮忌を討ち取りました。転機:信の師であり憧れだった王騎の最期を看取り、その「矛」を託されます。
3. 山陽の戦い(魏攻略戦) 功績:廉頗四天王のひとりであり、圧倒的な武を誇る輪虎と死闘を繰り広げ、激戦の末に一騎打ちで撃破しました。
4. 蕞(さい)の攻防戦(合従軍編) 功績:大王・嬴政と共に、ボロボロの民兵が籠る蕞の城を守り抜きました。満身創痍の中、趙将万極を討ち取る執念を見せました。
5.著雍の戦い 騰率いる秦軍は魏の要衝・著雍へ侵攻。王賁の作戦で玉鳳隊・飛信隊が敵本陣へ突入し、信は霊凰、王賁は紫伯を討ち取る。魏軍は撤退し、秦は著雍を攻略。信と王賁は五千人将に昇格します。
6. 黒羊丘の戦い(趙前線攻略) 功績:難攻不落の密林を突破し、趙の知将/総大将慶舎を討ち取る武功を挙げました。
7. 朱海平原の戦い(鄴攻略編) 功績:王騎の矛を完全につかいこなし、岳嬰、趙峩龍といった趙の重鎮を次々と撃破。そしてついに、王騎の仇である武神・龐煖を死闘の末に打ち破りました!
8.武城・平陽攻略戦 桓騎軍は扈輒率いる趙軍24万と激突。飛信隊が影丘を攻略し岳白公を討ち、桓騎は伏兵で扈輒を討ち取る。しかし投降兵を虐殺し始皇帝の怒りを買う。その後、秦は武城・平陽を攻略します。
9.宜安決戦 昌平君は宜安攻略を命じ、桓騎軍は飛信隊・楽華軍と共に趙へ侵攻。しかし李牧率いる31万の大軍に包囲されます。飛信隊らは脱出に成功するも、桓騎は李牧暗殺に失敗し壮絶な最期を遂げ、秦軍は大敗します。
10. 番吾の戦い(趙北部攻略) 将軍・「李信」となり、さらなる激闘へと身を投じます。しかし李牧の張り巡らせた圧倒的な情報秘匿が炸裂し、番吾で青歌の猛将司馬尚に王翦が大敗して退却。飛信隊も命懸けの敗走をします。
11.韓の王都、新鄭を攻略(韓滅亡) 秦が李牧への度重なる敗北から再起をかけて、六国最弱の韓攻略に挑みます。飛信隊は騰を総大将に韓に攻め込み、城ではなく心を攻める手法で新鄭無血開城に成功します。
12.趙攻略戦 秦はこの一戦で趙を滅ぼす事を決意し、44万の軍勢とあらん限りの将軍を出陣します。

しかし、守勢の名人李牧の前に戦線は膠着。

蒙恬は羌瘣と李信に三軍合同で李牧の守る邯鄲防衛網を抜く事を提案します。

 

 

キングダムネタバレ考察

 

 

 

李信と王賁・蒙恬の違い【比較】

 

漫画『キングダム』や史実において李信・王賁・蒙恬は、それぞれ異なる魅力と強みを持っています。その違いを「出自」「戦術スタイル」「性格・能力値」の3つの視点から詳しく比較・解説しましょう。

 

  • 出自と育ちの違い

 

3人の最大の違いは、生まれ育った環境と、それに伴う「戦う動機」にあります。

 

李信は、戦争孤児の「下僕」出身で漂との約束である「天下の大将軍」を目指すのが戦う動機でした。その後、秦王嬴政と出会う事で自分のような戦争孤児を作る、戦争そのものを無くせるかも知れないと気づき、天下の大将軍となり中華統一をアシストする事を目標にしています。

 

王賁は、名門・王一族の嫡男です。厳格で冷たい印象の父、王翦に認められたい一心で武略と軍略を磨いてきました。しかし無敵だと信じた王翦が李牧の策略で破れ、司馬尚の武力によってはじめての敗走を余儀なくされた時に、父もまた1人の人間である事を悟り、そこからは王翦のサポートが出来る存在になろうと方針を変えています。その影響か、以前はしなかった。心にもない事を口にして部下や同僚のやる気を引き出し、駒として使う冷酷な計略も使うようになりました。

 

 

 

蒙恬は、名門・蒙一族の長男。祖父、蒙驁や父、蒙武の愛を受けてのびのび育ちます。その為、王賁のような屈折した所やガチガチのエリート意識も薄く性格も温厚です。しかし、飄々とした性格の裏で、秦を支えてきた蒙一族の3代目として恥じない武将になろうと陰ながら努力し、名将李牧や、王翦にも一目置かれる軍略の才を見せています。また誠実な人柄ゆえに秦王嬴政にも高い信頼を得ています。

 

 

 

  • 戦術・武風スタイルの違い

 

 

戦場での戦い方や、部隊の運用方法にはそれぞれの個性が色濃く出ています。

 

 

李信 (本能型・武力突破)武器は王騎の「大矛」 直感で戦局を見極める「本能型」の将。隊の絆が最も強く、圧倒的な武力で敵本陣をこじ開ける。
王賁 (知略型・槍術極致)武器は「槍」 独自の槍術「龍指」など一撃必殺の技を持つ。完璧な陣形と、自ら編み出す「知略(五指の計など)」を組み合わせる。独自の練兵を重ねたエリート騎馬隊(玉鳳隊)を率いる。
蒙恬 天才知略型・柔軟変幻)武器は「剣」 受け流しの達人。昌平君に「底が見えない」と言わしめた、若手随一の「軍事才覚」。敵の力をいなし、味方を活かす「柔軟な守備・翻弄」が得意。

 

 

  • 性格と人間関係の違い

 

 

プライベートや、部下・他者との接し方にも大きな差があります。

 

李信 熱血漢で猪突猛進。純粋で情に厚く、部下や他国の民も惹きつける人間味を持つ。色々な点で鈍感で無欲でバカだが、心が優しく相手の心を傷つけたり、自分の非を悟ると素直に頭を下げる謙虚さを持つ。一方で社会の矛盾にも敏感であり、許せないと思えば上官でも殴る心の激しさを持つ
王賁 プライドが高く冷徹。自分にも他人にも厳しいが、内に秘めた熱さは人一倍

生まれつき恵まれた才能があるが、それにあぐらをかかず、人一倍の鍛錬をする努力家。しかし、それは他者に頼らず限界まで無茶をする性格にも繋がり、鎗術の達人ながら何度も死にかけている。李信とは真反対の性格ゆえに、いい年して子供のような喧嘩をするが、本当は心から信頼している。

蒙恬 お調子者で人当たりが良い。エリート出身だが、元下僕の李信とも初対面から打ち解ける優しくフランクな性格。誰とでも仲良くなれるが、冷徹な大局観も併せ持ち、私情に流されない公平さも併せ持つ。将軍と軍師の両方の要素を持つ完璧武将。顔を合わせるといがみ合う李信と王賁の調停役。

 

 

 

  • 三人の関係性

 

信 × 王賁 犬猿の仲。互いに認め合っているが、口を開けばケンカになるライバル
信 × 蒙恬 良き理解者。蒙恬が信のポテンシャルを早くから買い、兄貴分としてサポート
王賁 × 蒙恬 幼馴染。性格は真逆だが、互いの能力の高さを最も理解し合っている。

 

 

三人は秦の次世代を担う若手将軍ですが、それぞれ全く違う強みを持っています。

そのため互いの弱点を補い合える関係でもあります。

また、キングダムの本編でも世代交代が進んでおり、

今後は3人が一将軍ではなく

秦の中華統一を推し進める顔として、活躍していく事になるでしょう。

 

 

キングダムを100倍楽しむ

 

 

李信はなぜ人気なのか【考察】

 

1 人生のどん底からの前向きな出発

 

李信が圧倒的な人気を得ている理由は、そのスタートラインがどん底である事です。

李信は下僕の少年から人生をスタートします。

しかし、絶望の中で同じ下僕であり、魂の片割れでもあった親友漂と出会い

「天下の大将軍を目指す」という途方もない夢を持ちます。

李信(キングダム風)

 

冒頭で親友の漂が秦王の身代わりとなって死んだ事を知り、

衝撃を受ける李信ですが、漂と瓜二つの秦王嬴政に出会い、

中華統一の途方もない夢を語る嬴政に感化され、

自身は嬴政を守る剣になると宣言。

自分の剣一本で「天下の大将軍」という途方もない夢へ挑んでいきます。

 

そんな李信の前に現れるのは、王賁や蒙恬といった同世代のライバルたちです。

しかし、彼らが名門出身のエリートであるのに対し、信には後ろ盾が一切ありません。

李信が組織する飛信隊も多くは平民出身の民兵でした。

しかし、李信と飛信隊の「実力だけでゼロから駆け上がっていく泥臭さ」が

読者の共感を呼び支持されています。

 

 

  1. 人を惹きつける「本能型」のカリスマ性と仲間の絆

信の飛信隊が大きくなる

 

李信は緻密な戦略を練る知将ではありませんが、

戦場の空気や流れを肌で感じる「本能型の武将」として覚醒していきます。

何より李信の裏表のない真っ直ぐな性格と、

仲間を命がけで守る姿勢は、

率いる飛信隊のメンバーだけでなく敵すら魅了します。

 

元は桓騎軍にいた那貴も飛信隊の尾平と交換で飛信隊に入りますが

黒羊丘の戦いが終わっても、飛信隊に残る事を決意しました。

その理由は「飛信隊で食う飯は美味い」でした。

 

正義を貫き略奪も虐殺もしない李信の態度は部下に疚しさや虚無を感じさせず

弱肉強食の戦場でも常に高い士気を維持します。

飛信隊も「李信のために死んでもいい」

「李信と一緒に歴史の頂点を見たい」と願い、

どんな困難な戦いも乗り越えていくのです。

 

読者もまた飛信隊の一員になったような気持ちで

彼の背中を追いかけてしまいます。

 

  1. 受け継がれる「偉大な英雄たちの意志」

 

亡くなる王騎

 

李信の成長は、数々の偉大な先人たちの死と、

その意志(想い)を継承していくプロセスそのものです。

幼馴染の漂からは天下の大将軍になるという「夢」。

王騎からは大将軍の景色と重すぎる「矛」。

麃公からは本能型の極意と「盾」。

輪虎や万極など李信と命のやり取りをした敵たちの怨念や

願いでさえも李信は受け継ぎます。

 

「想いの重さ」が信の腕の強さとなり、

強敵との戦いで絶体絶命のピンチに陥ったときに彼を突き動かします。

単に「才能があるから強い」のではなく、

「託された想いの分だけ強い」というドラマ性が、

彼の一振りに凄まじい説得力と感動を与えています。

 

 

  1. 決してブレない「信条」と、人間的な弱さ・成長

 

 

凄惨な春秋戦国時代において李信は

「略奪や虐殺を絶対に許さない」という気高い信条を貫き通します。

桓騎将軍のような残虐な天才とも真っ向から衝突し自分の正義を曲げません。

桓騎

 

ですが、李信は完璧超人ではなく直情径行で失敗したり、

仲間の死に激しく涙を流したり、

歴史的大敗を喫して絶望し打ちひしがれるなど

人間的な弱さや苦悩も描かれます。

 

特に韓攻略戦においては、飛信隊の存在そのものが

韓人に恐怖されているその事実を嫌と言うほど突きつけられますが、

決して暴力に訴えずに韓人と共に歩むという態度を貫き通し、

最終的に韓人の信頼を勝ち得ます。

このように李信は、一歩ずつ本物の「将軍」としての器や、

政治・国家への理解を深めていきます。

 

読者は、このように剣一本の腕白な戦士だった李信の成長を漫画を通して見ていく間に、李信に感情移入していくのです。

 

 

キングダム年表

 

 

 

李信の戦績

 

李信は知力より武力で戦況を変える猛将です。

そこで、ここでは李信の討ち取った敵を

一覧で解説します。

 

①徐完(じょかん)

所属: 秦(成蟜派)

詳細: 親友の漂を殺した刺客。

復讐に燃える信によって最初の敵として討ち取られる。

②ムタ

所属: 南越の暗殺者

詳細: 毒矢と奇妙な武器を操る刺客。

激闘の末に信が撃破(のちに死亡)。

③左慈(さじ)

所属: 秦(成蟜派)

詳細: 「人斬り長官」と呼ばれる達人。

王都奪還の壁戦で、信の規格外の力に圧倒され敗北。

④ランカイ ※死亡せず

所属: 成蟜のペット(巨漢)

詳細: 圧倒的な巨体と怪力を誇る怪物。

信や山の民(バジオウら)の連携攻撃によって戦闘

不能に追い込まれる(のちに秦軍の味方となる)。

⑤麻鬼(まき)

所属: 魏軍/呉慶軍将軍

詳細: 初陣である蛇甘平原の戦いにて、縛虎申の特攻の勢いに乗り、信が初めて討ち取った魏の将軍。
⑥黄離弦(こうりげん)

所属: 魏軍/呉慶軍将校

「中華十弓」の一人。縛虎申隊に矢を浴びせて縛虎申を射抜き、信の騎馬の頭も射抜くも、死力を尽くした信の騎馬に突破され信に討たれる
⑦馮忌(ふうき)

所属: 趙軍(将軍)

詳細: 王騎から「敵の頭脳を討ってこい」と特命を受け、飛信隊の奇襲により信が討ち取った初の智将。
⑧魏加(ぎか)

所属: 趙軍(中華十弓)

詳細: 王騎の背中を後ろから射抜いた卑劣な弓使い。激怒した信によって一刀両断される。
⑨輪虎(りんこ)

所属: 魏軍(廉頗四天王)

詳細: 信のライバルであり最大の壁となった天才剣士。数日間にわたる激闘の末、雨の降る戦場で信が討ち取る。
➉万極(まんごく)

所属: 趙軍(将軍)

詳細: かつての長平の戦いの生き残りで、秦への凄まじい怨念を持つ。蕞(さい)の防衛戦にて、信がその怨念を受け止めた上で討ち果たす。
⑪馬関(ばかん)

所属: 韓軍(将軍)

詳細: 著雍の戦いの前哨戦(屯留の乱周辺など)で飛信隊と激突した韓の将軍。信が圧倒して撃破。
⑫霊凰(れいおう)

所属: 魏軍(魏火龍七師)

詳細: かつての大将軍であり冷徹な智将。本陣急襲の際、呉鳳明と見間違えた信によって一瞬で討ち取られる。
⑬慶舎(けいしゃ)

所属: 趙軍(総大将 /三大天候補)

詳細: 李牧の側近で「沈黙の狩人」と呼ばれる智将。信の本能型の覚醒により罠を破られ、直接対決で討ち取られる。
⑭岳嬰(がくえい)

所属: 趙軍(将軍)

詳細: 慶舎の仇討ちに燃える猛将。王騎の矛を受け継いだ信によって、一撃のもとに胴体を両断される。
⑮趙峩龍(ちょうがりゅう)

所属: 趙軍(将軍 /元藺相如の盾)

詳細: 過去の遺物とも言える趙の智将。満身創痍の信が執念の突きで討ち取る。
⑯龐煖(ほうけん)

所属: 趙軍(三大天 / 武神)

詳細: 信の宿敵。王騎、麃公の仇。朱海平原の最終局面にて、一度は心臓が止まるほどの極限状態になりながらも、人間の想いの力で武神を完全に撃破する。
⑰岳白公(がくはくこう)

所属: 趙軍(将軍 / 扈輒傘下)

詳細: 影丘の険しい崖の上で待ち構えていた巨漢の将軍。奇妙な体術と月刀に苦戦するが、信が自ら矛を置いて剣に持ち替え、スピード勝負で討ち取る。
⑱龍布(りゅうふ)

所属:趙軍(部将/ 扈輒傘下)

扈輒傘下/龍白軍所属。父と兄を殺した雷土を捕えた。後に閼与城防衛に参戦、虎白公と共に桓騎本陣に特攻するも李信に討たれ死亡。
⑲博王谷(はくおうこく)

韓軍(将軍)

詳細: 最新の韓攻略戦にて、前線を突破してきた李信将軍の手によって討ち取られる。

 

 

キングダムと三国志の違い

 

 

 

李信と史実

 

史実の李信は実在した秦の名将です。

若くして将軍となり、中華統一戦争で活躍しました。

飛信隊の信をボッコボコにする項燕

 

しかし最大の出来事は楚への遠征で大敗したことです。

興味深いのは、若い頃の記録がほとんど残っていないことです。

 

そのため、

 

・漂との友情

・奴隷時代

・飛信隊

 

などは原泰久先生による創作となっています。

 

つまり『キングダム』は、

史実の空白を大胆な物語で埋めた作品

と言えるでしょう。

 

ただし、史実の李信にも謎はあります。

通常始皇帝は部下の失敗を許さず、大敗を喫した将軍は

秦に処分される前に逃亡してしまうほどですが、

 

李信と蒙恬については、楚攻略の大失敗にもかかわらず

処分した形跡がないのです。

 

漫画キングダムにおいては、その部分がどう説明されるのか

史実の李信を知っている人にとっても興味深いでしょう。

 

 

キングダム武将の哀しすぎる最期

 

 

 

李信の今後の見どころ【考察】

 

漫画『キングダム』および史実のデータをベースに、

今後の物語で描かれるであろう「

李信(信)の最大の見どころ」を4つの切り口から詳しく考察します。

 

  1. 「本能型」としての完全覚醒と大将軍への道

 

 

これまで李信は河了貂や羌瘣のサポートありでの戦い方をしていました。

しかし、軍団の改編で羌瘣は独自の軍を持つ将軍となり、

河了貂は現在の邯鄲包囲戦で、

李牧の策に完全にハマり敗北宣言をしています。

 

つまり、今後の李信は自らの決断で

戦いに活路を開く場面が多くなるでしょう。

それにより本能型武将の進化が促進されるかも知れません。

 

 

戦場の「火」を捉える規模の拡大

 

今後の李信は、局地的な勝機だけでなく、

数万人規模の戦場全体を俯瞰して

「戦の変わり目」を直感で見抜く力が完成する可能性があります。

 

キングダムの舞台も今後は局地戦から

六国を滅ぼす総力戦に移行していくので、

何十万単位の兵力が入り乱れるのが普通になり、

李信も個の武勇ではなく飛信隊全体を矛として

六国に切り込む大将軍としての戦い方が主流になるでしょう。

 

・大将軍の「盾」の継承

 

麃公から受け継いだ盾を実戦で本格的に使用し、

王騎の矛と合わせて「攻防一体」の最強の武を完成させる瞬間が訪れます。

これは、これまで傍らにいた羌瘣のサポートの代わりを

麃公の盾が担うという事かも知れません。

 

 

六大将軍への就任

 

空席となっている「秦の六大将軍」の座に信がいつ、

どのような大戦功を挙げて就任するのかが最大のクライマックスの一つです。

 

あくまで予想ですが、今回の趙攻略戦が終わった後で、

現在の六大将軍である楊端和と騰が大将軍を引退し

4つの空席にそれぞれ、李信、王賁、蒙恬、羌瘣が入ると考えられます。

 

 

現六大将軍 新六大将軍
王翦 王翦
蒙武 蒙武
李信
桓騎 王賁
楊端和 蒙恬
空位 羌瘣

 

 

  1. 最大の試練「楚大戦」の悲劇と克服

 

史実において李信のキャリアで最も有名なのが「楚への侵攻(大敗)」です

。キングダムの物語でも、ここが李信の人生最大のターニングポイント

及び壁として描かれる可能性が極めて高いです。

 

20万の大軍を率いる総大将へ

 

これまでの別働隊ではなく、

秦軍の主力総大将として楚に挑む信の「総大将としての器」が試されます。

楚は広大で強力な武将が控えている強豪であり、

しかも史実で李信が完敗する事が決定しているので、

大敗をしながら無事に秦へ帰還する脱出劇の激熱のドラマが期待できます。

 

昌平君の裏切り(史実の展開)

 

史実では秦を裏切る昌平君や、楚の怪物項燕の前に、

李信は多くの飛信隊の古参メンバーを失う大敗を喫するとされています。

 

特に楚での大敗は都尉7人を討ち取られたと史記に明記されているので、

少なくとも昇格した飛信隊の面々から7名が姿を消す事は確定です。

 

戦争の敗北だけではなく、この古参の仲間を一気に失う事が

李信にどんな影響を与えるかも漫画の見どころでしょう。

 

絶望からの復活劇

 

この大敗で失脚せず、どのように絶望を乗り越え、

共に敗れた蒙恬らと共に再び立ち上がるのか、

李信の「精神的成長」の真価が問われます。

王翦

 

また、李信の大敗で史実では隠居していた王翦が

秦王嬴政の懇願で秦軍60万の指揮を請け負うなど、

危うくも頼もしい展開が推測されます。

 

果たして王になりたい男、

王翦は60万の大軍を秦の天下の為に使うのでしょうか?

 

 

 

  1. 因縁のライバルたちとの決着

 

李信が超えるべき宿敵たちとの最終決戦も目が離せません。

キングダムのライバルは敵役ながら筋が通っていて、

李牧はそうでもないですが、

司馬尚や配下のカン・サロ等は武人の情けを知る高潔な人物であり、

彼等と李信が矛を交える中でどんなドラマが生まれるかが楽しみです。

 

趙国・李牧との最終決戦

 

王騎や麃公の仇である李牧の包囲網を、

李信の武力と本能がどう打ち破るのか。

趙国滅亡の瞬間における信の役割が注目されます。

 

また、史実では李牧は討ち取られるのではなく、

趙王の命令により暗殺される悲劇が確定しています。

 

李牧を自ら討つ事を目標に戦ってきた李信が

李牧の死をどう受け止めるかも興味深いですね。

 

楚国・項翼との一騎打ち

 

名剣干将の剣を持ち、

若い頃から何度も刃を交えてきた楚の項翼とは、

のちの楚侵攻作戦で命を懸けた一騎打ちが予想されます。

項翼は李信と同タイプの直情傾向の武力バカですが、

それだけに同様の本能型の将軍として覚醒するかも知れません。

なんとか項燕の追及を振り切って

秦に帰れると思った時に、

強く成長した項翼に遭遇するなどは、激熱展開間違いなしです。

 

 

  1. 信隊の世代交代と「羌瘓」との関係

羌瘣

 

大将軍に昇進した李信の組織のトップとしての変化や、

羌瘣とのプライベートの進展も大きな見どころです。

漫画では大邸宅に住める身分になっても、

ほとんど何も使わず、仲間との大宴会場と化していた李信の家ですが、

大将軍となれば王騎のように一つの城塞都市を

丸々領地として受け取る事になります。

それを受けて李信がどう変化するのでしょうか?

 

・羌瘓との約束と結末

 

戦場で互いを支え合ってきた羌瘓との結婚やベイビーが、

天下統一の道のりの中でどう着地するのかも見どころです。

相思相愛ではありながら「今は待って」と

大人の関係を拒絶する超億手の羌瘣ですが、

キングダムの完結までに結婚式やベイビー誕生まで描かれるのか?

それともキングダム読者のヒロイン枠として汚されない存在のままなのか?

 

 

次世代の育成

 

李信自身が父になった場合、これまで以上に人格に厚みが出て、

秦兵のカリスマ的存在だった「王騎」のような存在に鳴る可能性もあります。

これまでのようなバカをやっていた描写が減り、

新しく入ってきた若い兵たちを本格的に楚誰、

彼らに「大将軍の背中」を見せる側へとシフトしていくのかも知れません。

 

史実版の春秋戦国時代の年表

 

 

関連人物

 

* 嬴政

* 河了貂

* 羌瘣

* 王騎

* 蒙恬

* 王賁

* 李牧

 

 

 

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-登場人物・キャラクター
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