同門でライバルだった韓非と最後の最期で分かり合えた友達が1人もいない李斯。しかし、李斯が帰った直後、韓非は李斯の部下である姚賈の偽命令で服毒自殺しました。韓非より姚賈が多重スパイである事を聞かされていた李斯は激怒しますが、姚賈は自分がいなければ秦の諜報活動はできないとして韓非自殺の真相を握りつぶすように懇願しました。果たして、李斯の回答はいかに?
※この記事にはキングダム766話のネタバレが含まれます。
この記事の目次
キングダムネタバレ766話「李斯が悪名を被る」
李斯は、4カ国で手広く諜報活動をしている多重スパイ姚賈の言い分を飲みました。個人的には姚賈を殺したいほどに憎んでいるのですが、彼を殺せば秦の念願である中華統一は出来なくなるからです。しかし韓非の殺害に姚賈の名前が出なくなった事で世間には李斯が韓非の才能を妬んで極秘に毒殺したと悪評が出回ります。
嬴政は昌平君を呼ぶ
李斯は嬴政には、韓非はあくまで手違いで毒を飲んだと釈明し、姚賈の存在を口に出しませんでした。すでに嬴政にも李斯が自分の地位を奪われる事を恐れて韓非を毒殺したとする噂が届いていましたが、韓非は秦に仕える気がなかったのだから、そんな事はするまいと噂を一蹴しました。一方で、嬴政は韓へ謝罪する為に昌平君と対応を協議します。
李斯の性格を読んだ姚賈
自らの要望を飲んでくれた李斯に対し、姚賈は深く御礼を述べます。もちろん、李斯は仏頂面で、お前の事は今後も疑っていくと言い放ちました。李斯は内心では姚賈を殺してやりたいのですが、彼を殺した所で韓非が生き返るわけでもなく、また殺した段階で姚賈に頼っている秦の情報網は破壊されます。だから生かしているのであり可哀想という気持ちは微塵もありません。しかし姚賈は、李斯様はそういうお方だと微動だにしません。李斯が秦を守る為なら、どんな事でもする男だと最初から分かっていたのです。
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