40年前の旧式爆撃機が蘇る![ウクライナ第七戦術航空団]

2023年8月12日


飛行機(プロペラ)に乗るkawausoさん

 

ウクライナ第七戦術航空団が驚くべき活躍を見せています。古い型の爆撃機が熟練の操縦士と最新鋭巡航ミサイルの搭載により新たな命を吹き込まれ、ロシアの侵略に果敢に立ち向かっています。今回はまるで映画のようなウクライナ第七戦術航空団の話です。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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奮闘の航空団

黄金ジェットに乗る石川克世

 

ウクライナの首都、キーウにあるスタロコスティアンチニウ空軍基地に駐屯するウクライナ第七戦術航空団は、ロシア・ウクライナ戦争の開戦により、40年前のSU-24M爆撃機やSU-MR偵察機を使用しての苦戦を余儀なくされ、開戦から1年で17機の爆撃機と数十人の乗組員を失いました。しかし、ウクライナ空軍は退役したパイロットを復員させつつ、これらの旧式機を巧みに運用。今年の春からはイギリスから提供された最大射程250キロ、GPS搭載のステルス巡航ミサイル「ストームシャドー」を2発搭載しロシア軍に対抗しています。

 

 

ミサイルの威力

爆死する松永久秀

 

ウクライナ第七戦術航空団は、ストームシャドーや同様のミサイル「SCALP」を駆使し、ロシアの占領地域を遠隔攻撃、装甲車両修理基地やクリミア半島に架かる橋2本を破壊し、敵の拠点に打撃を与えています。ストームシャドーにより鈍重な航空速度が問題にならなくなった事で安全圏からロシア軍を効果的に攻撃できるようになり、今年に入ってより第七戦術航空団の損害はゼロ、ロシア軍の脅威になっていきました。

 

ポンコツ航空団がロシア軍が忌み嫌うシンボルに

テレビを視聴するkawauso編集長

 

ロシア軍は、抜群の戦果を挙げるウクライナ第七戦術航空旅団を目の敵にし、5月、7月、8月とスタロコスティアンチニウ空軍基地に巡航ミサイルを撃ちこんでいますが、情報は事前に傍受され、大きな被害は出ていないようです。開戦前までポンコツだった航空旅団が、今やロシアの憎しみを一身に受け活躍しているとは本当に映画のような話ですね。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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