ウクライナ軍、願望の通りF-16大量供与へ [ノルウェーも協力]


 

バイデン大統領風大統領 アメリカ

 

ウクライナ軍は陸軍の強化には成功したものの、空軍においては初期から望んでいたF-16がアメリカの反対により手に入らず、制空権の喪失による反転攻勢の苦境を強いられてきました。しかし、熱心な交渉の成果として、ウクライナ軍は待望のF-16を100機以上導入する見通しとなっています。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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F-35ステルス戦闘機から生まれるF-16供与のチャンス

世界史01 飛行するドローン

 

ノルウェー政府は8月24日に、新型F-35ステルス戦闘機の導入に伴い余剰となるF-16をウクライナに提供する意向を表明しました。ノルウェーだけでなく、オランダやデンマークもF-16供与を提案しており、これらの提供が実現すればウクライナは最大で60機のF-16を手に入れることになります。さらに、既に退役したF-16を再整備する必要があるアメリカとは異なり、ヨーロッパ諸国ではF-16が現役であり、ウクライナが即戦力として導入できるメンテナンスの必要性も低くなるでしょう。

 

 

 

60機のF-16で形成される戦闘部隊

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

通常、F-16は12機が1つの部隊を構成します。60機の導入ならば、最大4つの航空部隊を編成することが可能であり、特にロシアとの激しい戦いが続く南部戦線に配置することで、ロシア空軍の攻撃を撃退し占領地を奪還する能力が向上します。この導入によって、ウクライナ軍は現有の旧ソ連戦闘機の半数を更新することができ、ウクライナ空軍の戦力は1.5倍に拡充される可能性があります。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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