日本では、親露と売国を区別するのが難しい人が多いようです。ロシアがウクライナを侵略した後も、一貫して親露の立場を取ってきた鈴木宗男参院議員が、所属する日本維新の会に無断でロシアに渡り、ロシアメディアでロシアの勝利を期待すると発言をしていたことが明らかになりました。日本維新の会は鈴木宗男議員の除名も検討しています。
党に申請せずにロシアへ出発
鈴木氏は、日本維新の会が定めていた海外渡航の手続き申請を事前に行わず、日本を出発してロシアに向かいました。海外渡航の通知はロシアに到着した翌日だったようです。ロシア滞在中、鈴木氏はルデンコ外務次官らと会談し、ロシアメディアでロシアの勝利を期待する発言をし、その後10月5日に帰国しました。
日本維新の会が除名を検討
日本維新の会は、海外渡航申請の規則を無視し、鈴木氏がロシアメディアでロシアの勝利を期待すると発言をしたことを問題視し「除名」を検討しているようです。党の常任委員会は鈴木氏の意見を聞いた上で、最終判断を10日に下す予定です。藤田文武幹事長は6日の記者会見で、動画については映像を検証した上で、非常に厳格な対応が必要かもしれないと述べました。
鈴木宗男氏は映像が切り取られたものだと反論
鈴木宗男氏は、国会内で記者団に対し、動画は切り取られたものだと主張しました。しかし、一方で、私はロシアが勝つと思っている。皆さん、ウクライナが勝つと思うか?政治経験のない人たちはどうしても印象論や感情論で判断すると持論を展開しました。この発言を見ると鈴木氏がロシアメディアにロシアの勝利を期待する発言をしたのは、切り取り云々以前に、ほぼ確実に思えるのですが、どうでしょうか?
親露と媚露は違う
鈴木宗男氏の対応には非難の声が上がっていますが、それでも彼を擁護する人がいることには驚きます。鈴木氏は開戦当初からロシアが正しく、ウクライナが間違っていると主張し続けており、その根拠はロシアが流した悪質なフェイクニュースに依拠していました。鈴木氏は国会議員の肩書きを持っていますが、その実態はロシアのプロパガンダに惑わされ、日本の国益に対して無関心な立場をとっており、国会議員である以上、そのような行動が許されるべきではないことは明白です。
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