ウクライナ南部ザボリージャ州メリトポリのフェドロフ市長は10月4日、ロシア占領下のトクマクで、数日前からロシア軍将校の家族らが避難を始め、混乱が発生しているとの見方を示しました。
トクマクでは市場や店が閉鎖され教育機関も移転
ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」によると、トクマクでは10月4日には、商店や市場が休業し、教育機関の移転が始まっているそうです。トクマクはロシア軍が占領したザボリージャ州の要衝でウクライナ軍が奪還を目指しています。今回の混乱についての詳細は不明ですが、トクマク周辺でウクライナ軍の攻勢が激化している可能性もあるそうです。
混乱は以前からか
英国防省の報道では、9月下旬、ロシア軍がトクマク上空で自軍の最新鋭戦闘機スホイ35を撃墜した可能性があるとの分析を示しています。これまでにロシア軍はスホイ35を5機自らの攻撃で撃墜させていますが、この混乱ぶりがロシア軍の士気の低さを裏付けます。トクマク上空でのスホイ35の撃墜は、トクマクのロシア軍がすでに戦意喪失し、戦える状態ではない事を意味しているのかも知れません。
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