フィルムとデジタル、どちらも映像ではありますが、正直、どこがどう違うのか?ハッキリ説明できない人も多いのではないでしょうか?そこで、今回はフィルムとデジタルの違いを解説します。
フィルムとは?
フィルムは、昔のカメラで使われていた方法で、写真や映像を捉えるために、特別なフィルムと呼ばれるロール状のフィルムを使います。フィルムには、たくさんの微小な粒子が含まれ、カメラで写真を撮ると、光がフィルムに当たり粒子がそれに反応します。粒子が反応した部分は、後で写真を現像すると見えるようになります。だから、写真を撮った後に現像作業をしないとフィルムを見る事は出来ません。また、撮影したフィルムは上書きする事が出来ないので、失敗した写真は再利用できず廃棄されます。
デジタルとは?
デジタルは、デジタルカメラやスマートフォンで一般的に使われている方法です。デジタルでは、カメラやスマートフォンのレンズで光を受けた写真を、デジタルデータとして捉え数字に変換します。こうしてデジタル画像はコンピューター内で情報として保存されます。デジタルはパソコンやスマホなどデータを画像に変換できる機材があれば、すぐに画面で画像を確認でき、削除も編集も自由にでき、上書きできるので失敗を気にする必要も、画像を現像する必要もありません。
重厚な映像がフィルムの魅力
デジタルに比較して、現像が必要でありやり直しが効かないなど不便なフィルムですが、感光度合いや陰影を自由に調整できるので、立体感のある映像が撮れるのが強みでした。デジタルの時代劇とフィルムではフィルムの方が重厚感があり、デジタルはどうしても薄っぺらく、安っぽく見えたものです。しかし近年ではデジタルが急速に進歩しフィルムでしか出来ない陰影や感光度合いも自在に再現できるようになり、増々需要が伸びています。
まとめ
まとめると、フィルムは写真を紙に現像する必要がある古典的手法で、デジタルは写真をデジタルファイルとして情報として保存できる便利な方法です。デジタルはすぐに写真を見ることができ、簡単に共有や編集ができる特徴があります。