チャールズ・チャップリン、とバスター・キートンは、あまり映画に詳しくない人でもご存知ではないでしょうか?両者ともサイレント映画時代に活躍した有名なコメディアンですが、2人はどこが違うのか説明できますか?
チャップリンは愛される人情派
チャップリンは、リトル・トランプとして知られるキャラクターで有名です。トレードマークは、小さな麦わら帽子、大きな靴、小さな蝶ネクタイ、振り子のような歩行スタイルで、今で言う「ちいかわ」のようなキャラクターで人々に愛されました。また、チャップリンのコメディには痛烈な風刺もありますが、同時にヒューマンドラマ要素を含むストーリー重視の内容で観客を感動させます。スリリングなアクションシーンも多くありますが、初期を除いて、それらのアクションは映画に緩急をつけるスパイスであり、メインはヒューマンドラマです。
キートンはドタバタコント重視
一方のバスター・キートンは驚異的な身体能力と危険なスタントを駆使したコメディで知られています。分かりやすく言えば、ジャッキーチェンのアクション映画が一番近く、平凡な日常から一瞬にして車に引きずられたり、高層ビルから落ちそうになったり、機関車から逃げ回ったり、観客を驚かせる演出が目白押しになります。また、表情豊かなジャッキーと違い、キートンは素の顔で、表情を崩さずに危険なシーンを演じ「石の顔」として知られました。その性質上、キートンの映画は長いストーリーではなく、1カット、1カットをスリリングに見せるように出来ていて、チャップリンとは対照的です。
まとめ
まとめるとチャップリンは愛されキャラで、長いストーリー展開で映画を見せる監督。逆にキートンは無表情で高い身体能力を駆使したスタントで1カット、1カットの刹那を見せる監督という事になるかと思います。
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